43話［青空の下］ ページ46
No side
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雲一つない青空。快晴というに相応しい天気のなか、Aは花束を持って、ある場所に足を進めていた。
『久しぶり。"蓮華"。』
今世の女性が求めている、望んでいる笑顔を浮かべ、Aは一人の女性の名を口にした。
実の妹、もうこの世にいない妹の名を。
『悪いな。遅くなっちまって。』
Aはしゃがみこみ、墓石に彫られた、開城 蓮華という文字を手でゆっくり撫でる。
暫く来ていないにも関わらず、ここまで綺麗な状態を保っているのは、今から来る人物がまめに掃除してくれていたのだろうと思い、Aは苦笑した。
「よぉ、人気アイドルさん？」
久しぶりに聞く声に、思わず頬が緩むA。
『嫌味かてめぇ。』
そう口にすると、後から来た青年は笑った。
「良かったよ、お前がアイドルになってくれて。蓮華の夢は俺じゃあ叶えてやれねぇからな。」
苦々しく顔を歪め、青年はそう言った。
『……なるつもりなんざなかった。店もあったし、何よりそれで十分だったからな。』
「それでもアイドルになったんだから、Aは欲張りだな。」
＿＿そしてムカつくくらい天才だよ。
そう、青年は付け足した。
『当たり前だ。』
Aは立ち上がり、青年の肩をポンと叩く。
『んじゃ、いいぞ。』
意味深な言葉を呟き、Aは目を閉じる。
「アイドルにんな事出来ねぇだろ。」
『うっせぇ今日はオフだ。俺がいいっつってんだよ。』
はぁ、と溜め息をつく青年。
「……知らねぇからな。」
青年はそう言い、Aを力一杯………………
殴った。
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しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» ありがとうございます！本当嬉しい限りで…！お互い頑張りましょうね！ (2017年3月20日 22時) (
レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜架(プロフ) - しーちゃんさん» ありがとうございます！作者さん、白雨の探偵も書かれていらっしゃったんですね！そちらの作品もお気に入りでしたので驚きました！！どちらの作品もとても面白いです！！これからも応援しています！！ (2017年3月20日 22時) (レス) id: 3417dbbffc (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» ありがとうございます！とても励みになりました(*^^*)咲夜架さんも頑張って下さい！ (2017年3月20日 20時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜架(プロフ) - しーちゃんさん» レスありがとうございます。全話読みました！すごい、ドS主人公たまりません…！もっとドS見たいです！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2017年3月20日 20時) (レス) id: 3417dbbffc (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» そんな細かいところまで見ていただいてありがとうございます！すいません！スペルミスですね…。すぐ修正させていただきます！ご指摘のコメント、感謝します(*^^*)番外編もよろしくおねがいします！ (2017年3月20日 19時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏色ポニテ
| 作成日時：2016年8月20日 8時
