39話［CMプロデューサー］ ページ42
貴方side
『うわぁ…最悪。』
扉の方に目を向けると、万里さんとその他アイドリッシュ7のメンバー。
「えっ……？」
明らかに誤解を招いている様子の皆を見て、思わず顔を歪めた。
「あら。Aのお友達のアイドルさん？」
俺が離れようとすると、強く俺の腕をつかみ嫌らしく笑顔を浮かべる華澄さん。
正直、俺達の体制から誤解を招くのはいたって仕方ないので、弁解が出来ない。
『……。離れてください、華澄さん。』
若干困った顔で俺が言うと、華澄さんはわざとらしく何で？と首を横に倒す。
『…弟の友達にこんなことするのはどうかと思いますが？』
「私達の仲でしょ？」
おぉいっ。頼むからこれ以上状況を悪化させるような事を言わないでくれ。
俺は諦めて、華澄さんの手を無理矢理振り払う。
そして視線を再び皆へむけた。
『……違う。お前らの思ってるような事は決してねぇ。』
なんだその軽蔑したような目は。
「スッ、スクープだけはとられないようにしてください…。」
目を背けないでください万里さん。
『はぁ…。この人、俺の高校から仲良かった友人の姉さんな。
前話したろ。俺の妹の事好きだった奴だよ。』
俺がそう言うと、さっきまでとは違い気まずそうにする皆。
『忙しいなお前ら。』
フフッと吹き出し、俺は８人分の水を運んだ。
『あの人は常連さんだ。』
コトッと人数分の水を置きそう言うと、まだ疑い深い目向けられる。
「あれを見て、信じられるとでも？」
一織の鋭い視線が俺に刺さり、苦笑する。
やはり先程の体制で誤解を招いているのだろう。
『ここに来る客はあんな感じだよ、皆。
常連さんは特に。』
俺は華澄さんに目を向けると、華澄さんは楽しそうに目を細めた。
「大体はA目当ての客だものね。
ドSに迫るのが楽しいのよ。返り討ちにあってもそれはそれで…ね？」
艶っぽく言う華澄さんに、はぁとため息をつく。
『俺は常識人ですって、華澄さん。』
そう言うと、フフッと微笑み、こっちに近付いてくる華澄さん。
「今度、Aとアイドリッシュ7で仕事お願いしようかしら？」
アイドリッシュ7の皆は、その言葉にキョトンとする。
まぁ、そりゃそうか。
『この人、俺の友人の姉さんであり、大物CMプロデューサー。』
その後、俺の店に驚きの声がこだましたのは言うまでもない。
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しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» ありがとうございます！本当嬉しい限りで…！お互い頑張りましょうね！ (2017年3月20日 22時) (
レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜架(プロフ) - しーちゃんさん» ありがとうございます！作者さん、白雨の探偵も書かれていらっしゃったんですね！そちらの作品もお気に入りでしたので驚きました！！どちらの作品もとても面白いです！！これからも応援しています！！ (2017年3月20日 22時) (レス) id: 3417dbbffc (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» ありがとうございます！とても励みになりました(*^^*)咲夜架さんも頑張って下さい！ (2017年3月20日 20時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜架(プロフ) - しーちゃんさん» レスありがとうございます。全話読みました！すごい、ドS主人公たまりません…！もっとドS見たいです！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2017年3月20日 20時) (レス) id: 3417dbbffc (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» そんな細かいところまで見ていただいてありがとうございます！すいません！スペルミスですね…。すぐ修正させていただきます！ご指摘のコメント、感謝します(*^^*)番外編もよろしくおねがいします！ (2017年3月20日 19時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏色ポニテ
| 作成日時：2016年8月20日 8時
