27話［回りくどい］ ページ30
『あれ？早かったな。』
ケロッとした顔で何事も無いかのように玄関の前に立っているA。
俺は車から降りてAを連れ込み座らせる。
『どうした大和。そんなに早く俺と飲みたい訳？んじゃあ俺と飲んで下さいって言えよ。』
ニヤリとした笑みを浮かべたAの瞳は獲物を見付けたようにギラギラと光っていた。
明らかにドSを発動させたAの頭をアホかとチョップする。
『やめてくださいよ、暴力反対。』
まだなれてないのか、ふとしたときに敬語に戻るA。
Aがあまりにもいつもと変わらないため、メンバーが口をポカンと開けている。
とうとうグダグダしているうちに寮につき、夕飯を食って風呂に入ってから大人組で酒を飲むことにした。
『俺は飲まねぇよ？てか未成年もいる前で飲めるわけねぇだろ。』
「……はぁ？」
何言ってるんだこいつは。
そりゃまぁ元々は純粋に飲みに誘ったが、酔わせていろいろ聞き出す為にメンバー全員この場にいるが。
『んなもん常識だろぉが。飲んだら車運転できねぇし。』
「とまってけばいい。」
俺がそう言うと、Aはそうだけどと眉間にしわをよせる。
事務所と寮は基本的に近いため、Aの車は寮の駐車場に止めてあるのだ。
『……んじゃとまってく。てか何？さっきから皆そわそわして。
こんな回りくどいことしなくても聞きたいことあるなら聞けばいいだろ？』
ビクッと俺を含めた全員の肩が揺れる。
恐る恐るAを見れば、ニヤリと口の端があがっていた。
こいつ分かってて寮までついてきたな。
『どうぞどうぞ。先輩方の為ならお応えしなくもないですよ？』
と、Aはいやらしく言うのだ。
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しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» ありがとうございます！本当嬉しい限りで…！お互い頑張りましょうね！ (2017年3月20日 22時) (
レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜架(プロフ) - しーちゃんさん» ありがとうございます！作者さん、白雨の探偵も書かれていらっしゃったんですね！そちらの作品もお気に入りでしたので驚きました！！どちらの作品もとても面白いです！！これからも応援しています！！ (2017年3月20日 22時) (レス) id: 3417dbbffc (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» ありがとうございます！とても励みになりました(*^^*)咲夜架さんも頑張って下さい！ (2017年3月20日 20時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜架(プロフ) - しーちゃんさん» レスありがとうございます。全話読みました！すごい、ドS主人公たまりません…！もっとドS見たいです！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2017年3月20日 20時) (レス) id: 3417dbbffc (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» そんな細かいところまで見ていただいてありがとうございます！すいません！スペルミスですね…。すぐ修正させていただきます！ご指摘のコメント、感謝します(*^^*)番外編もよろしくおねがいします！ (2017年3月20日 19時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏色ポニテ
| 作成日時：2016年8月20日 8時
