15話［自信家］ ページ17
『どうぞ。』
注文された料理をそれぞれ皆のもとへ運ぶ。
「うまそー…。」
陸君の嬉しそうな声に頬が緩んだ。
「にしてもお前さんはデビューしたてだっていうのにこんな目立ちかたして大丈夫なわけ？」
大和さんがツンツンと料理をつつきながら言う。
『別に俺はソロですから他の方に迷惑がかかるというわけでもありませんし。』
そういう問題？と大和さんは口に料理を運び、美味しいと口にする。
『まぁ俺は客の望んでいるニコニコキラキラは目指してないですから。
俺を嫌いな奴はネットで叩くなりなんなりしてくれればいいと思ってます。
俺は自分を演じてまでアイドルはしませんよ。』
先程いれたての紅茶をズズッとすする。
独特の味が口一杯に広がった。
「そこまでハッキリ言えるのは凄いですね。」
何か思うことがあったのか、壮五さんは眉をひそめる。
『俺は全員が俺みたいな考えとは思ってないので。そういう風に言えない人間がいることも承知してますよ。
花にもいろんな種類があるでしょう？
同じ花でも色が違うだけで花言葉なんかも違うんですよ。
だからbouauet。この店にいろんなお客様が来ることを願ってね。』
まぁ後付けですけど、と微笑むと壮五さんもつられて微笑んだ。
「うわっ。A本当に叩かれてるな。」
三月さんはどうやらネットニュースを見ていたようで、思いっきり顔を歪めた。
「ご丁寧に動画も載せやがって。しかも悪いところだけ！」
『あぁ、やっぱり。途中からカメラ向けられてましたもん。』
勿論気付いていた。
『ほっとけばいいですよ。俺が世間に俺という存在を望ませればいいんですから。』
ニコリと笑うと、メンバーの皆が盛大な溜め息をつく。
「お兄さんはたまに心配になるね。デビュー一週間とは思えない余裕。」
『俺結構自信家ですよ？』
フフッと笑うと冷ややかな目を一織君に向けられた。
やだなぁ、今時の若い子は怖い。
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しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» ありがとうございます！本当嬉しい限りで…！お互い頑張りましょうね！ (2017年3月20日 22時) (
レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜架(プロフ) - しーちゃんさん» ありがとうございます！作者さん、白雨の探偵も書かれていらっしゃったんですね！そちらの作品もお気に入りでしたので驚きました！！どちらの作品もとても面白いです！！これからも応援しています！！ (2017年3月20日 22時) (レス) id: 3417dbbffc (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» ありがとうございます！とても励みになりました(*^^*)咲夜架さんも頑張って下さい！ (2017年3月20日 20時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜架(プロフ) - しーちゃんさん» レスありがとうございます。全話読みました！すごい、ドS主人公たまりません…！もっとドS見たいです！番外編の更新も楽しみにしてます！ (2017年3月20日 20時) (レス) id: 3417dbbffc (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 咲夜架さん» そんな細かいところまで見ていただいてありがとうございます！すいません！スペルミスですね…。すぐ修正させていただきます！ご指摘のコメント、感謝します(*^^*)番外編もよろしくおねがいします！ (2017年3月20日 19時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏色ポニテ
| 作成日時：2016年8月20日 8時
