元鬼殺隊の桜柱様は大切な人を作らず、ただひたすらに呪霊を狩る

五条Side ページ7

五条「ねぇ、その鬼殺隊の子連れてこなきゃだめなの〜？」

夜蛾「上からの命令でな」

五条「…ふーん…」

夏油「…苛つくねぇ…わざわざ幼い子供を利用するなんて…」

…本当…苛つく。

元鬼殺隊の最強。でも、今は普通の学校に通う普通の女の子。

何処にでも居るような…ただの一般人。

それなのに過去を引っ張り出して…

硝子「悟、そんなに苛つくな。気持ちは分かる…
でも、上が決めたことだ。簡単には逆らえない」

五条「…分かってる、硝子。
じゃあ早速その子を迎えに行ってきま〜す！」ﾆｺｯ

夜蛾「…はぁ…」

学長、人の顔見てため息つかないで？

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
五条「…君が胡蝶Aちゃん？」

？「違います」即答

…即答された上に汚いものを見るような目で見られた…

流石の俺も傷付いちゃうよ〜？

A「私の命があとどれだけなんて知らないし
未来の事なんて誰にも分からない!!自分の死なんて
興味すらないけど…」

A「でも私は、二度と後悔なんてしたくない!!」

…そう叫んだ彼女。確実に何かの言葉がAを縛ってる。

呪いのように数年間、ずっと。よく耐えれたね…あれじゃ

並の人間は呪いになっているか自暴自棄になってるかの二択。

彼女はそのどちらにもなってない。自分を抑え込むのが上手い。

逆に言えば、抑え込みすぎて心が壊れるのがオチ。

なるべく本音を聞くようにしてあげなきゃ…きっと鬼殺隊の事で

Aの心はもう既にボロボロだろうから…

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