元鬼殺隊の桜柱様は大切な人を作らず、ただひたすらに呪霊を狩る

私が居るせいで… ページ28

伊地知「…着きましたけど…」

A「…ありがとうございます」

あの後、無理を言って伊地知さんに送ってもらった。

伊地知「…1人で大丈夫なんですか？」

A「…大丈夫です」ﾆｺｯ

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A「終わりました」

ボロボロの私を見た瞬間、伊地知さんは

顔を真っ青にした。

伊地知「…乗ってください…家入さんに見てもらいましょう」

A「こんなの掠り傷です」

そう言いながら車に乗って窓の外を眺めた

＿＿＿＿＿アンタ、真希さんがどれだけ頑張ってるか…!!

悔しそうな顔で私に向かって叫んだ釘崎さん。

＿＿＿＿＿知らないよ。

…嘘だよ、本当は知ってるよ。どれだけ頑張ってるか。

認めてもらえない人の気持ち…色んな人を見てきたから。

＿＿＿鬼殺隊最強だからなんだよ!!

＿＿＿僕達は…君みたいに強くないんだよ…

私が居るからみんなは悔しい思いをする。

私が居るから…

＿＿＿＿Aは優しいね…

＿＿＿＿Aはすぐ溜め込むからねぇ〜

＿＿＿A、泣きたいときは泣いていいって炭治郎が…

＿＿＿＿＿僕が何で怒ってるか、知らないよね？
分からないよね？

大好きな人が…


守りたい人が…


幸せになって欲しい人が…


幸せになるべき人が…


優しい人が…

＿＿＿＿＿Aは1人じゃないよ。……ごめんね

＿＿＿＿＿＿Aやしのぶにはお婆さんになるまで
生きていてほしいの

＿＿＿＿＿結局、喧嘩したままだね、僕達…


『御館様の最初で最後のお願いです…分かりました』


『姉さん…ごめん。私が弱いから…ごめん…ごめんなさい…』


『私を1人にしないでよ…お願いだから…置いていかないで』


A「…バカみたい」



＿＿＿＿＿＿＿死んでいくの。

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