./#3.5 ページ17
「帰りましょうか。遅くまですいません」
「いえいえ、元はと言えば私のせいなので」
まんまるな夕日はまんまるなお月様に変わっていて、頬を撫でる風は生ぬるかった。
「そういえば、�眥佑気鵑聾鮑欸亳海呂△襪鵑任垢�？」
もうお分かりだと思うが、私に交際経験も彼氏なんてものもいたこともない。
世にいうカップルというものが、何をするのか、そもそもどれほどの距離感なのかも分からない。
最後に異性を好きになったのも、いつの話だろうか。
「んー、まぁ、一応？」
顔を顰めて、あ、今はいないですよと断りをいれた�眥佑気鵑鷲垰弋弔壁従陲脳个辰拭�
「広瀬さんは？」
「私はないですね…お恥ずかしながら」
「別に変なことでもないと思うけどな」
「…恋人って、何するんでしょうかね」
単純な興味で聞いただけだった。
別に何を期待していたわけでもなく、困らせたかったわけでもなく。
「…手繋いだりとか、するんじゃないっすかね」
そう言って差し出された�眥佑気鵑虜玄蠅髻∋笋老劼�なければならないと思った。
何故か指先が冷えたお互いの手は、どこか暖かかった。
どこまでも、月が綺麗な夜だった。
______________________
仮交際三箇条！！
一、付き合っているフリであるのが、周りにはバレてはいけない。
二、お互い干渉しすぎない。
三、どちらかに好きな人が出来た時点で、この関係は終了。(期限はクリスマス前まで。)
______________________
↓作者心の声↓
やっと！やっと！付き合うところまで行った！
変なリード文にしたせいで構想が大変!
付き合うところまで長くなりすぎた!
このあとの展開どうしよ!
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作者名：α | 作成日時：2024年3月14日 12時
