言行一致.svt

苦しい日々 ページ10

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”泣きたくない"の練習期間に入った頃


思った以上にダンスが難しい


私はパフォーマンスチームでもないから


すごく手こずる


ダンスを合わせるとき


もっと、もっとって言われる振付師さんの声


きつい


すごく


"休憩"


の言葉で倒れるseventeen


私以外


私はペットボトルに入っている水を一口飲んだ


頬をパチンとはたき


できないところを鏡のできてない私と対面する


練習生から男の中でやってんのに


なんでできないんだよ


「…ごめん」


hs「その辺にしとけ、個人練習のための休憩じゃないんだから」


sc「そんな言い方はないと思うけど」


hs「だって」


「オッパ、ごめんなさい」


謝ってタオルで汗を拭く


頭の中ではずっと同じ曲がかかっている


座り込んで腕を動かす


「…はぁ、」


hs「やるぞ！！！seventeen！！」


その声で最初の位置につく


"ビデオ撮りまーす"とスタッフの声がかかる


.
.


"お疲れ様でした〜"と響くみんなの声


wz「程々にしろよ」


「うん」


事務所で作業を続けるウジオッパは


わざとなのか荷物を置いていった


「…はぁ、」


マイクを握ってダンスの練習をする


撮ったビデオ見ても納得できないところが多すぎる


もっと


「っ、」


もっとだってば


「僕達また会ったときっ、」


違う


その表情演技はなんなの


ほら、もう一回


「っ、」


もう一回


違う


もう一回


wz「その辺にしろって」


音楽を流す私の手を止めるオッパ


「だって、」


wz「足、ひねってんだろ」


その言葉に合わせて足首がジンジン痛み出す


wz「やめろって」


wz「ほら、帰るぞ」


「…わかった」


いつのまにか日付を超えていて


オッパと宿舎に帰った


オッパ同じ階じゃん


ウジオッパがお風呂に入っている間に宿舎を出た


また練習室に戻って


自分のスマホを鏡の近くに置いた


"僕を置いてどこへいったの？"


"僕が嫌いになったの？"


「違う、」


"ふざけないで"


"そこにいるのはわかってる"


「違うっ、」


"探さないといけないのはわかってるけど"


"目が濡れて前が見えないから"


「っ、」


"泣きたくない"


「…はぁ、っはぁ」


膝立ちができなくなって


座り込んでしまった


カメラを止めて曲を聴いて涙を流した


"半分もないのにどうやって生きるんだよ"


「知らないよ、…」


「できないのにseventeenにいる意味ある？」


"その辺にしとけ"


言うこと聞けばよかった

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