言行一致.svt

出会い ページ20

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sc side


彼女との出会いは仲のいいドユンを通じてだった


代表に連れてこられたAはすごく覚悟を決めた顔をしていた


mg「久しぶり！」


「ミンギュ」


wn「あの時からなんも変わってないように見える」


「ウォヌさんは背が高くなりましたね」


あの2人と離してあらところをジフンと2人で見てたんだ


ミンギュが言うにはラップがうまいらしい


どうせ女っぽい高い声でただリズムを刻んで韻を踏むだけだと思った


けど練習が終わった午前1時にAはまだ残るって言って


また曲をかけ始めた


sc「ごめん、水忘れた。先帰ってて」


みんなにそう告げてまた事務所に戻る


まだ明かりがついていてマイクから通した低い声でラップをするAが少し見えた


と思ったら高い女の声で歌う


と思ったらキレキレに踊り出す


気づいたらペットボトルも持たないでただ圧倒されて帰ってきた


ドユンにらしくないなんて笑われだけど


あの歌詞が気になるんだ


「私が失うものはもう何もないんだ」


どういう意味なのか


原曲がそうなのか


不思議な気持ちで寝た

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dy「A、何時に帰ったの？」


「昨日は4時に…」


dy「そんな時間まで…女の子なんだから自分の体大切にしてね」


あまりにも心配する顔でドユンが言うから


sc「ドユンはお母さんみたいだよ」


なんて言ったら


これが初めての会話だなんて思ってなかった


「そうなんですか？」


sc「俺の母さんよりお母さんだね」


hs「ドユニヒョン！見て見て！」


dy「スニョア、危ないからやめなさい」


wz「ほら言った」


hs「あ、オンマ発動」


その流れで親の話になった


俺も話したんだ


母さんを大好きだって


でもAは


hs「Aのお母さんはどんな人？」



「…みんなと一緒だよ」



「ご飯作ってくれて、悩み聞いてくれて、…」



嘘をつかない様に頑張ったがミンギュとウォヌが



Aの顔の異常な笑顔に気づき



本当のことを言った


「お母さん、会ってみたかった。物心がついた時まで生きてて欲しかった」


「みんなが羨ましいよ」


「お父さんはもうすぐでいなくなっちゃうから、」


「私に失うものはもうないんだよ。大切なものなんてもうなくなっちゃうから」


「でも、すごく怖い」


「毎日を過ごしててこんなに不安だなんて思わなかったし、病気でも働いてるお父さんを見るのが嫌だ」


Aは泣かなかったんだ


でもスニョアは大泣き


ミンギュも


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