・ ページ13
宏太side
夜中に隣の部屋から聞こえる光の焦った声に目を覚まし、向かうと
荒い呼吸を繰り返し咳き込む涼介と、戸惑う光。
涼介は意識も朦朧とし、苦しみ続けていた。
あとからやってきた慧が救急車を呼びに行ってくれた。
今ここで俺が冷静でいないといけない。
そう直感した。
おかしな呼吸をする涼介をできるだけ楽な体勢にしてあげて、背中をさする。
大学で得た知識を出来る限り使った。
そんな俺の行動は意味が無いかのようにどんどんと顔色が悪くなる涼介。
どうしてあの時もっと早く病院に連れていかなかったのだろうか、どうしてあの日迎えに行ってやれなかったのか、、、
そんな気持ちでいっぱいだった。
その後数分でやってきた救急車に俺と心配で泣きじゃくる侑李が同乗し、病院に向かった。
処置室の前で待つこと数十分、あとからやってきた兄弟とともに涼介そのランプが消えるのを待つ。
さらに待つこと数十分。
処置室のランプが消え、点滴に繋がれマスクをつけられた涼介が出てきた。
医「薮さん、レントゲンを取らせて頂きました結果、涼介くんは肺炎になってしまっていました。喘息も持っているとの事なので、このまま自宅療養は難しいためしばらく入院して頂くのが最良かと思います。」
宏「そうですね、はい。涼介は可哀想ですが、入院させます。」
侑「リょーすけ、また入院しちゃうの?」
喘息が酷かった頃よく入院していた涼介を思い出してか、不安そうな顔をする侑李。
光「大丈夫だよ。昔みたいずっとじゃないよ。今のお風邪治ったらすぐ退院できるからね。」
侑「ほんとぉ?」
光「ほんとだよ!ほら!もう泣かないの!」
慧「涼介の病室いくか」
雄「そうだね。」
174人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MANA(プロフ) - いちごさん» いえいえ!ほんとにお待たせしてしまって申し訳ありません<(_ _)> ありがとうございます! (2020年9月8日 20時) (レス) id: b5f5a470ff (このIDを非表示/違反報告)
いちご - リクエストとしたサッカーの時にボールが当たって発作が出てしまうのを書いて頂きありがとうございました。続き楽しみにしてます!頑張って下さい (2020年9月5日 16時) (レス) id: 5bca04a89d (このIDを非表示/違反報告)
MANA(プロフ) - ありね ゆうきさん» リクエストありがとうございます!了解です( ̄^ ̄ゞビシッ (2020年2月19日 8時) (レス) id: b5f5a470ff (このIDを非表示/違反報告)
MANA(プロフ) - やまたかLOVEさん» リクエストありがとうございました!投稿とても遅くなってしまってほんと申し訳ないです(><) (2020年2月19日 8時) (レス) id: b5f5a470ff (このIDを非表示/違反報告)
ありね ゆうき - リクエストお願いします!リアル設定で、山田くんが高熱で八乙女くんが看病するのがみたいです!山田くんは少し退行でぐずぐずな感じで八乙女くんに甘えたりして欲しいです。書きやすくしてもらって構いません! (2020年2月18日 18時) (レス) id: 7079d975bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MANA | 作成日時:2020年2月18日 0時