13.早く勉強…しません? ページ16
晶子side
「「「「お邪魔しまーす!」」」」
私の家に到着した。
「取り敢えず、リビングでやりますか」
麻奈「えー!?てっきり晶子の部屋で勉強すると思ってた!!」
蘭「確かに、晶子の部屋気になる」
いや、至ってフツーの部屋だけどなぁ。
そんなに気になるの…?
「ま、リビングのクーラーつけたので、暫くはここで勉強しましょう」
明奈「だね〜」
*数分後*
画面越しの皆さん。
もう勉強開始していると思いました?
残念。
香音「菜緒〜、もう少し右に寄れない〜?」
菜緒「すみません、無理です。これ以上寄ったら私のノートが死にます。」
凜「麻奈!あんたスペース取りすぎ!」
麻奈「煩いなぁ!きょーかしょ広げてんだからしょーがないじゃん!?」
「…」
…煩い。
てか早く勉強始めません?
ま、でもリビングに全員は流石にキツいか。
私はゆっくりと立ち上がり、リビングを
出て階段を上がる。
部屋の扉を開くと、ムワムワした
蒸し暑い部屋の空気が廊下に出て来て、
思わず顔をしかめた。
私はリモコンを手に取り、クーラーをつける。
部屋の中央に設置されている折り畳み式の
テーブルは、3、4人が勉強道具をいっぱい
広げても十分な大きさだ。
エアコンの涼しい風を浴びながら私は唐突に、
バレー部に入って良かったと思った。
なぜなら…
両親が仕事の都合で海外に引っ越したので、
この無駄に大きい一軒家でこの数年、ずっと
一人暮らしをしていたのだから。
この部屋からでも聞こえるリビングにいる
皆の声。
今日は独りじゃないんだ_
そう思った私は、何だかとても元気が出た。
春高予選まであと少しだ。
合宿に参加するためにも、赤点回避しないと_
どんなに無気力な私だって
バレーは好きだ。
だから全国に行きたい。
このメンバーで。
涼しくなった部屋の空気をゆっくり吸うと
私はリビングへ向かった。
・
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まじめに兎赤とスガさん尊い - 国見ちゃんの無気力バレーボーイのに似てますね!この曲とても好きです!更新頑張ってください! (2018年7月22日 8時) (レス) id: 496f43dffa (このIDを非表示/違反報告)
みずのんタルト(プロフ) - kyaramerubakaさん» そうです!リズムが丁度良かったので…笑笑 (2018年5月8日 12時) (レス) id: f8d7911cb8 (このIDを非表示/違反報告)
kyaramerubaka(プロフ) - なんでしょうか、この作品のタイトルってゆるふわ樹海(ryですよね?私あの曲好きですよ! (2018年5月7日 23時) (レス) id: 052d0795cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずのんタルト | 作成日時:2017年8月4日 20時