5・優等生 ページ6
Aside
ハルと別れ、俺の通う並中に向かう
学校での位置づけは、真面目。
クラスに一人はいるメガネキャラだ(メガネはしてないが)
何時ものように靴箱をあけると
何時ものようになだれてくるラブレター
俺の顔しか見てないくせに
よく好きなんて言えるな。面食いが。
ラブレターを丁寧にゴミ箱にいれた
「陰陽師、なめんじゃねーよ。」
流れるように教室に入り自分の席に座る
「赤城、おはようさん」
今、声をかけたのは雪村。
前までは俺の式神として働いていたが
今は、フリーの神様をやっている。
軽く、微笑みながら俺も「はよ」と言い、本の世界に没頭した
本の世界は素敵だ
笑えるぐらいのハッピーエンドとか
笑えるぐらいのバットエンドとかね。
物語の主人公たちが翻弄されてゆく姿は
とても、良く感情が書かれていて面白い
「遅刻だぁぁぁあ！！！！」
「10代目、雲雀のヤローがおってきてますよ！ここは俺が！！」
「ははっ、愉快なのな！！」
こんなに五月蝿いやつらは
アイツらしかいない
俺の読書タイムを邪魔しやがって...
「.........うるせーな、雑魚が」
「なんや、赤城くんお怒り中かいな？」
そう、隣の雪村がふざけながら言ってきたので、腹パンを決めてやった。正当防衛だ。
「...別に、気にくわねーだけだよ沢田くんが」
俺がそう言うと
雪村は何を思ったのか、腹を抱えて笑いだした
知らぬ間に、雪村はバカになったなと
ふたたび本に視線をおとした。
「Aくん、随分依存しとるやん。三浦ハルに」
「......ハルを侮辱するなら雪村にも容赦しないよ？」
睨みを聞かせて雪村を見る
するとまた、雪村は笑いだした
「悪いとは言わんけど、気をつけや？そこがAくんの弱点になんねんからな？」
「あっそ」
雪村はなんや今日はつれんなーと言いながらクラスメイトのもとへ向かった
別に、理解されなくても良い
ハルだけは誰にもわたさない
ーーーのちに、雪村の言うことを聞いておけばと後悔することになったのだが
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←4・居場所
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいん#しゅたいん(プロフ) - 中二病大魔王さん» 中二病大魔王さん、コメントありがとうございます！頑張って更新しますね！(*^^*) (2014年8月11日 12時) (
レス) id: bf4a33a883 (このIDを非表示/違反報告)
中二病大魔王(プロフ) - 面白そうです！続きが楽しみです更新頑張ってください！応援してます！ (2014年8月11日 11時) (レス) id: a08bfdf23e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あいん#しゅたいん | 作成日時：2014年8月5日 14時
