2・陰陽師 ページ3
春。新社会人の季節。
恋の季節。別れの季節。
出逢いの季節。
人々は新たな出逢いに
胸を踊らせ、桜並木の下を歩くことだろう
しかし、目の前のアホそうな
彼女は本当に護衛する奴なのだろうか
軽く、現実逃避したくなりそうなのだが
これが、総理のおっしゃってたあの子なのか
「なぁ、雪村。」
「A、赴任先変更は罰金あんで」
もうこの際、罰金なんて気にしない
霊力はコントロール出来てない
３分に一回程度で敵が来る
本当にあの人の子孫なのか......？
寝る暇がない。切実に。
「...日本陰陽師協会って、ブラック企業なわけ？全然、寝れないんですけど...」
眠れない。
眠れない夜は続く。
６才には辛い。
陰陽師だから、寝る必要はないのだが。
あれだ、気分転換ってヤツだ
「しゃーないから、三浦ハルにコントロールする修行つけてみるかいな？このままやと、わてらの方が先死ぬわ...」
「は？雪村、それじゃ三浦ハルに対面しなきゃならねーじゃねぇか！！」
そんなの、お断りだ
陰陽師なんて、
ただの人間からすれば化けもんだ
拒絶されて、終わりだ。
陰陽師は人の陰となり、駒となり、身代わりとなる存在なのだ。相手が大人ならまだ良い。大人なら、拒絶はしても利用できると知れば駒として使う。
だが、相手は無知な子供だ
拒絶し、泣きわめくしか出来ないだろう
俺はあの時のように、
無知なガキじゃないんだ...
拒絶される怖さだって、知っている...。
「Aくん、案外ビビりやねんな」
「はぁ！？ビビってねーし！」
本当は、雪村の言うとうりで怖い
どうしても、拒絶されるのが怖いのだ
ははっ、武者震いしちゃってんじゃん俺
弱いなぁ...ほんと
「大丈夫や。君が拒絶されても、わてはAくんのそばにおる。ほら、行くで我が主くん？」
そうだな...
なに、ひびってたんだろ俺
「...さんきゅ、雪村」
出会いは、必然？
出会いは、偶然？
ーーーー彼女はそれを運命と呼んだ
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あいん#しゅたいん(プロフ) - 中二病大魔王さん» 中二病大魔王さん、コメントありがとうございます！頑張って更新しますね！(*^^*) (2014年8月11日 12時) (
レス) id: bf4a33a883 (このIDを非表示/違反報告)
中二病大魔王(プロフ) - 面白そうです！続きが楽しみです更新頑張ってください！応援してます！ (2014年8月11日 11時) (レス) id: a08bfdf23e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいん#しゅたいん | 作成日時：2014年8月5日 14時
