□貴重な15分間 ページ26
***
｢りゅーせー、ハンバーグのソース和風とデミグラスどっちが…、｣
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……って、……寝てる〜！
ソースどっちにするか聞きに行こうとしたら返事がなくて、
ん？って思って部屋をよく見てみると、
ベットの上に座り、台本開いたまま眠っている流星の姿が。
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なぜ私がこんなにテンションが上がっているのかというと、
この状況は結構レアだから。
流星といると私が先に寝てしまうことが多いので、
彼の寝顔を拝めるチャンスはなかなかない。
.
可愛い〜…、寝てる〜…。
写真撮ってもいいかな？えっいいよね？
よし、携帯取ってこよう。
と思って一度部屋から出て行こうとしたその瞬間…、
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.
流星｢…盗撮反対。｣
｢…ぇ、あっ、まだしてないし…！｣
流星｢まだってことはする気だったのかよ、笑｣
｢……だってレアだから。｣
ガシッと手首を掴まれて、
後ろを振り向けばまだ少し眠そうな流星がいた。
.
.
流星｢…ん？ご飯作ってたの？｣
｢あ、うん、ハンバーグのソースを和風かデミグラスか聞きに来たら流星が寝てた。｣
流星｢………うーん…、……和風…。｣
｢和風ね、分かった。
………て、おい。また寝るな。
いや、寝ててもいいけど離してくれ。｣
流星｢…………あー、どうしよ…。
…Aから離れられなくなった。｣
｢えっ…、ちょ…｣
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作者名：紙兎
| 作成日時：2020年4月15日 22時
