. ページ13
***
｢…あの人、キスシーンとか多いでしょ…？
私、そういうの嫉妬しちゃうし…。
…色んなこと気にしたり不安になったりするから。
もし上手くいかなくなって関係が拗れたら、
今みたいに幼馴染みの距離にも戻れなくなるわけだし…、
…流星に嫌われちゃったら、生きていける気がしない…。｣
.
そこまで言い終わって、ﾊｯと我に返る。
神木くんの反応がない…、
まずい、さすがに引かれたか…、
そう思って発言を撤回しようとしたその刹那…、
.
.
神木｢……お前…、
…………かっっっっ……わいいな。｣
｢…え…？｣
神木｢え？何言ってんの？まじで。正気？
ヤキモチ妬きたくないから好きになりたくないってこと？
え？かわいっ、抱きしめたいってか抱きしめていい？｣
｢ええっ、ちょっ…、苦し…！｣
神木｢こんなに可愛い生き物が存在していいのか〜…！？｣
.
ｶﾞﾊﾞｯ！っていう効果音が着きそうなくらいの勢いで
抱きついてきた神木くん。
え、なにが！？なにが可愛いの…！？
よく分からないけど、引かれるよりは良かった。
.
.
中村｢おい、そこ、なにしてる。｣
神木｢あ、倫くん、｣
中村｢お前、早急にAから離れろ。｣
.
不意に後ろから声がして振り返ると
撮影を終えた中村さんがいた。
.
神木｢離してやりたいのはやまやまなんですけど、
あまりの愛おしさに離れられません。｣
中村｢…言っとくけど、お前の命のためだぞ。｣
***
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1369人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「女優」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紙兎
| 作成日時：2020年4月15日 22時
