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｢そんなんでいいんですか？｣
神木｢うん、てかこれしか思いつかなかった。｣
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何年か前に兄妹役で共演してから、
今でもずっと妹のように可愛がってくれている。
彼はとてもお人好しで、人に好かれる天才だ。
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神木｢本当にカッコイイよな〜。幼馴染みくん。｣
｢まあ…、そうですね。｣
神木｢しかも横浜流星だぜ？名前までじゃん。
くっそー、神様は不平等だなー！｣
｢神木くんも充分ハイスペックじゃないですか。
優しくて面白くて演技も最高で、友達思いだし…、｣
神木｢じゃあAは、俺と横浜流星、
ぶっちゃけどっちと付き合いたい？｣
｢え、｣
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なに、その質問。
しかも目がキラキラしてる。
好奇心に染まってる。
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｢……どっちも嫌ですよ。笑｣
神木｢そういうんじゃなく！
絶対どっちかと付き合わなきゃダメとして、どっち！｣
｢……………………………………神木くん。｣
神木｢えっ、うそ！まじで！？なんで！？
横浜流星より俺の方が良いの？どこ？どこが決め手！？｣
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答えなきゃ逃がしてくれないかなって思って答えたけど、
答えたら答えたで逃がしてくれないようだ。
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｢神木くんが良いって言うより、流星が嫌。
……流星だけとは付き合いたくない。｣
神木｢え、なんで？｣
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｢…………流星のキスシーンとか見れなくなっちゃう。｣
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こんなこと、誰にも言ったことなかったんだけど…、
神木くんはお兄ちゃん感があるからなのか、
口が勝手に喋りだしてしまう。
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作者名：紙兎
| 作成日時：2020年4月15日 22時
