□神木くんとオセロ ページ11
***
神木｢この間Aの幼馴染み君と連絡先交換したよ。｣
｢あ、聞きました。私に隠れてどういうことですか。｣
神木｢Aがいつまで経っても紹介してくれないから。｣
｢2人とも忙しくてタイミングが合わなかっただけですー。｣
.
ドラマの撮影をしていたら、
突如ひょっこり顔を出したのは神木隆之介くん。
どうやら近くで撮影していたみたいで、
中村倫也と水瀬Aがいるなら！
と、遊びに来たようだ。
中村さんは今、撮影の真っ最中で、
代わりに休憩中だった私が話し相手になっていた。
.
神木｢とか言いつつ2人はよく会ってんだろー？
俺はなんでも知ってんだぞ。｣
｢私が無理やり流星に会いに行ってるだけです。｣
神木｢要はあれだろ？
俺に幼馴染み君を取られたくないんだろ？｣
｢ち、違いますよ、なんですかそのメンヘラ的思考！
……ってあれ、また置く場所がない…。｣
.
“負けたら勝った方の言う事1つ聞くのね！”
といって始まったオセロ。(スマホで)
さっきまで私が勝ってたはずなのに…、あれ。
いつの間にか逆転されてる。
私置けないし。
.
｢あれ〜？私ってこんなにオセロ弱かったっけ。｣
神木｢Aは分かりやすいからな〜。
はい、ってことで1つ言う事聞いてもらいます！｣
.
芸歴でいうとかなりの先輩。
でもこの人はそういう壁みたいなものを全部無くして
フランクに接してくれるし、
天才的なコミュ力の持ち主だ。
.
｢…何が望みですか。｣
神木｢んー…、あ、じゃあ今度流星と3人でご飯行こう。
それと倫くん来るまでもう少し話に付き合って♡｣
***
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作者名：紙兎
| 作成日時：2020年4月15日 22時
