61 ページ11
臣side
.
たしかに
たしかに彼女は俺に言った
真っ直ぐ
目を見てそう言った
隆二「 …A…ちゃ…な…なにいって…臣だよ?臣 」
「 お…み 」
困ったように彼女は笑う
俺らの間に
長い沈黙がはしったあと
隆二「 あ…こんにちは 」
そこには病院の先生がいて
俺は
俺は何も言えない
先生「 こんにちは、目覚めましたか? 」
隆二「 記憶…が… 」
隆二がそれだけいうと
先生は察したのか何も言わず
Aに話しかけた
先生「 Aさん、この人誰かわかる? 」
先生は隆二を見る
A「 …隆くん、今市隆二くん、」
先生「 じゃあ…この人はわかる? 」
先生が俺を見て
Aの目と俺の目が合う
「 …っと…… 」
やめろよ
嘘だろ
A、嘘なんだろ?
先生「 うん、家はどこか…わかるかな? 」
A「 家は…ここから…30分くらいの… 」
Aは
俺の家じゃない、…前の家を言った
先生「 はい、Aさんの身内の方に連絡が付かないんですが… 」
隆二「 俺に…僕に教えてください 」
先生「 …わかりました、いいかな?Aさん 」
こくっと
Aは頷いた
隆二「 …臣 」
「 俺も…俺もきく 」
隆二「 …大丈夫か? 」
「 …おう 」
俺はAのことを見れずに
隆二の後をひたすら追った
.
.
.
1356人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
岩臣…☆(プロフ) - とても感動しました。 もっといろいろ書いてくださーい!見ます♪ (2015年12月22日 0時) (レス) id: c145ca0da2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいはん(プロフ) - 感動しましたほんとにすてきです (2015年8月14日 14時) (レス) id: fbc3d7dce4 (このIDを非表示/違反報告)
momo - 読んでたら、自然と涙がこぼれてきましたw臣、かっこいい( ´∀` ) (2015年6月27日 22時) (レス) id: c296af6c5b (このIDを非表示/違反報告)
臣love - 保育士がいいです!!!笑顔が素敵な保育士さん♪ (2015年6月25日 13時) (レス) id: a8d4b26bd6 (このIDを非表示/違反報告)
優子(プロフ) - 臣の一言一言がカッコいい♪私はパン屋さんがイイなっ! (2015年6月25日 8時) (レス) id: 9cccdfc154 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あいco | 作成日時:2015年6月17日 7時