【H×H】転生したら推しに囲まれましたっ！？〜一次＆二次試験編〜 (ページ10)

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スケボー乗りたい。乗らせておくれページ10

よし、気を取り直して。

イルミンに会いに行くとしますか！

「ジリリリリリリリリ」

突然、大音量でアラームが鳴る。

……びっくりしたぁ。
サトツさんじゃん！！

反射的にビクッとなってしまったのは秘密だ。

「只今をもって試験受付を終了いたします。」

あー、始まっちった。

ナウル……私とイルミンをそんなに会わせたくないのか！？

ま、合格のため走るとしますかー！

＿＿＿＿＿1時間後

無理、限界。

これは無理がある。

ハンター試験、なめてたわ。

さっきまで前にいたのに、今や最後尾だよ！

ハンター試験、一次から辛くない？

1時間走れただけでも褒めてあげたい。

あぁ、前の人が豆粒に見える……

絶望しながら、私はあの可愛くかっこいい4人を思い浮かべた……。
もう会えないのかな……

『ゴン……レオリオ、クラピカ、キルア……！！』

……ん？キルア？

キルア、レオリオ、スケボー……スケボー！！！

そうじゃん！スケボー！

あれさえあれば乗り越えられる！

『よっしゃぁああー！』

気合いを入れ直し、私は力強く地面を蹴った。

＿＿＿＿＿＿＿

『き、キルア……』

キルアの肩に手を置き、必死に訴える。

「「「「A！？」」」」

『やほ、みんな……おそ、ろいで……』

私は声を振り絞ってみんなに挨拶する。

「キルアもAのこと知ってたの？」

「さっき会ったんだ。」

「そうなんだ！奥に行ってた時かな？」

もう声が出せない……。
そのため１回こくっと頷いた。

『き、きる……。、その、すけ……すけ……ぼ』

「何スケスケ言ってんだ？」

ちっがーう！
なんでわかってくんないの！？
指さしてんじゃん！

『スケボーー！！！』

最後のパワーを使い切ってしまった。
なんか「ブラボー」みたいだな……。

「ああ、これ乗りたいの？」

そうー！！

「じゃあ後で貸してやるよ！」

違う。違うんだ、キルア。
今欲しいんだ……。

『い、いまぁあああああ！？』

私の身体はまた宙に浮いた。

「やぁ♡」

『はろー……。』

お姫様抱っこだ……。惚れちゃう。
でもね、もうちょっとタイミングとか引っ張る方法とか考えた方が良いよ！

『なんの御用ですか？』

「キミが苦しそうにしてたからね♢」

『……ありがとうございます。』

ヒソカ、正直言うとね……これ凄い楽！！
スケボーより楽！
このままゴールしたい。