【H×H】転生したら推しに囲まれましたっ！？〜一次＆二次試験編〜 (ページ8)

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恋のお味はオレンジジュースページ8

私の右手は突然掴まれていた。

そして、私に向けてぶちまけられたオレンジジュース。

「おい、それ。飲まない方がいいぜ。」

『飲むこと出来なくなったんですけどー！？』

あ、ついツッコミが……。

「え？あ、ごめ……っ！？｣

キルアは焦った顔になる。

私のか弱い腕を掴んだのは、ツンデレ王子キルアくんだったのだ！

にしても
私のセーラー服が少し透けてる。
ちょっと！これはえってぃ！！

「悪い、そんなつもりは……。はい。」

キルアは顔を背けながら私に服を貸してくれる。

『え、貸してもらうなんて悪いよ！』

まあ、濡れた原因はキルアですけど。

でもトンパのせいってことにします。

キルアはイケメンなので。

「良いから着ろよ！俺のせいでもあるんだし……」

そう言って少し赤くなるキルア。
ほんとツンデレちゃん。

『……わかった。ありがと！』

「……おう。」

ここで着替えるのは流石に恥ずかしいので隅に行ってこっそり着替える。

私はキルアっていい匂いする〜、と思いながらキルアの服に腕を通した。

私の方が身長が高いはずなのに少し大きい。

ちょっと悔しい。

「さっきは、ごめん。」

キルアは私が着替え終わったのを確認し、壁にもたれ、俯いてそう言った。

『大丈夫だよ。でも、なんで飲んじゃダメなの？』

「下剤が入ってるからさ。それも、強力のね。」

ですよねー。

やっぱり入ってますよね。

もしかしたら？とか思った私はお人好しすぎたか。

『げ、下剤？私、トンパさんに貰ったんだよ？お近付きの印にってさ。』

「新人潰しだよ。」

『し、新人潰し……。恐ろしい……。』

ほんと、トンパも悪い趣味してるよね。

『そうなんだ。ありがとう！』

「ま、危なかったな。」

あ、私はキルアのとこ知ってるけど、一応聞いとかなきゃな。

『ところで、なんて名前？』

「キルア。」

『キルアかー！いい名前だね。』

にっこりスマイル〜
キルアにはいつでも無償であげる。

「……お前は？」

『私はね、Aだよ。』

「A、ね。よろしく。」

『うん！よろしく。』

さあてと、これまで主要キャラたちには会ってきたけど、彼がまだね。