【H×H】転生したら推しに囲まれましたっ！？〜一次＆二次試験編〜

新人潰し…… ページ7

「よ、オレはトンパ。君、新顔だね。」




ポッケに手を入れながら片手をヒラヒラとさせ、近寄ってくる新人潰し。


来たなぁ。トンパさんよ！

かっこつけやがってと思いつつも、ポーカーフェイスで好感度上げとく。






『こんにちは。Aと言います。今回が初試験です。』






でもトンパってなんか可愛いよね。

憎めないウザさ。





『何か御用ですか？』


「オレは35回目だからさ、挨拶して回ってんだ。困ったことがあったら言ってくれよ。」


『……そうなんですね！ありがとうございます。』





あなたのせいで困った場合、どうすれば！？




ほんと毎回思うけど、35回も受けるメンタルが凄いよ。

毎年試験官が変わっているとはいえ、ハンター協会には名前バレてるわけじゃん？

あ、こいつまた来たのかよって思われるじゃん。

新人潰しに熱中できるとかある意味才能だわ。







「お近付きの印にさ。これあげるよ。」




そう言って缶ジュースを差し出してくる。


1個1個の仕草がナルシスト！！


なぁにがお近付きだ。

会って1分しかたってないってーの。




『わ、オレンジジュースですか？好きなんです。ありがとうございます！』



「それは良かった。じゃ、またな。」
(これでまた1人っと。)




ああ、心の声が聞こえるようだ。

ニヤって笑ってるし。

わかりやすい人だな。




んーまぁ、喉がかわいてるのはほんとだし。


もしかしたら飲めるかもしれないし。


匂い嗅いでから考えてみようかな。



そう思い、缶ジュースを開ける。






____________________カシュッ






それと同時に周りの受験者の視線が刺さる。






ここ音が響きやすい！






周りに気をつけて慎重に動こうと決意した。




しかし、それが少し遅かったことに気がついた。





『うぇ？』

恋のお味はオレンジジュース→←ゴン！クラピカ！レオリオ！(ﾑﾌﾌ

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