光り輝く頭皮 ページ39
マフタツ山到着____
メンチさんは勢いよく飛び降り、上昇気流に乗って上がってきた。
「やったね!こういうの待ってたんだ!」
と意気揚々に言うゴン。
キルアも心做しか目をキラキラさせている。
クラピカとレオリオもやる気満々。
そしてばっと飛び降りて行った。
『ほんと恐怖でしかないわ。』
落ちたら即死だよ。
だって私カナヅチだもん。
主要キャラたちはもう地上にはいない。
ということは念を使ってもばれないってことだ。
結構下まで落ちてったし、ヒソカやイルミにもギリばれないと思う。
……致し方ない、念を使うか。
私は谷の方へ近づく。
が、私の内蔵がひゅっとなった。
青空が土色に変わった。
『いやぁぁぁ!……。』
気持ち悪さのあまり声が出ない。
前世もそうだった。
ほんとにヤバめのジェットコースターに乗ると、気持ち悪さのあまり何の声も出せない。
それの更に辛いバージョン。
遠くから「A!?」「おい、糸掴めよ!?」とかいう声が聞こえたけどそれに返事できる状況じゃないのだ。
頭が真っ白な中一つだけ考えていたことがある。
それは、
スカートを押さえたい。
である。
でも押さえたら糸を掴めない。
ってゆーかそれどころじゃない。
助けを……助けを求めよう!!
私は決心して目を開ける。
バチッと誰かと目が合った気がした。
次に目を開けた時には誰かの腕の中にいた。
見上げるとそこには光り輝く頭皮。
『は、ハンゾーー!?さん!』
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやめ - めちゃくちゃおもしろいです!!!!!!!あたらしいのがたのしみです。 (3月24日 19時) (レス) @page9 id: b2bf208830 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さっかーろ | 作成日時:2023年4月3日 0時