同レベルですね ページ36
私は急いで服を乾かし、爆速で着た。
まだ完全には乾いておらず、少し冷たかった。
でも心臓がバックバクして暑くなってたから逆によかったのかも。
私は深呼吸して、落ち着いて話しかける。
『ねぇ、見た？……よね』
2人は身体をビクッとさせた。
そして振り返ることなく、
「そ、そんなわけねーよ。なぁ？」
「うん……！」
と弁解し始めた。
『……そういうことにしとく。』
見たって言われても困っちゃうしね。
これはなかったことにするのが1番なのだ。
『2人はもう魚取ったの？』
「……！ああ！」
「う、うん！」
こっちが普通に接してやってるのに、あからさまに意識してます感出てきやがって！
……まぁ思春期だもんね。
私のナイスバディ見たらそうなっちゃうよね……！！
『私も取れたよ。試験会場に行こ！』
私は取れた魚をゴンたちに手伝ってもらいながら運んだ。
その間、2人は一切話さなかった。
うぅ……！気まずいじゃん！
試験会場に着くと、もう何人かがメンチさんにスシもどきを提出していたところだった。
絶対にマフタツ山でジャンピングはしたくない！！
これで絶対に合格してやる！
私は調理台に向かい、用意されていた米に酢を適量混ぜ、味見しながら酢飯を作った。
そして1口大にまとめる。
ボロボロと崩れたり、固すぎたりしないように優しくしっかりと握る。
そこに酢を塗ってつや出しをする。
次に釣った主を勘で三枚におろし、小骨を抜いた。
『あー、うん。こんな感じこんな感じ。』
初めてにしては上出来だと思う。
1口大に刺身を切って酢飯に乗っける。
これを6回繰り返した。
ひとつは味見用
4つはあの4人用
一番綺麗ひとつをメンチさん用、である！
『おぉー！あれ、私才能ある感じ？』
味見用のスシを食べて感嘆していた。
スシ懐かし〜
ってかご飯食べるの久しぶり〜
と幸せに浸っていると、ゴンが戻ってきた。
『どうだった？』
「……レオリオと同レベルだって。」
「心中察するぞ、ゴン。」
私とクラピカはゴンの肩にぽんと手を置いた。
お気の毒に……
「Aはどうだったんだ？」
『私はこれから！行ってくるね！』
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あやめ - めちゃくちゃおもしろいです!!!!!!!あたらしいのがたのしみです。 (3月24日 19時) (
レス) @page9 id: b2bf208830 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっかーろ | 作成日時：2023年4月3日 0時
