【H×H】転生したら推しに囲まれましたっ！？〜一次＆二次試験編〜 (ページ33)

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念の応用術ページ33

にしても濡れた……。

せっかくのキルアの服がびっしょりだよ。

塩水もがっつり飲んじゃって気持ち悪いし……。

主くんは釣れたけどもう少し休んで行こう。

あ、そうだ！

この私の髪をファン型にして高速で回せば乾く！！

水筒に川の水を入れて洗ってから乾かそう！

……脱いだ方が乾きやすいよね。

周りに人はいないみたいだし。

来たら問答無用で……。

私はすぐ近くの川の水を水筒に入れた。

そして髪の毛で干し竿を作った。

木の棒で作っても良かったんだけど、髪の方が扱いやすいんだよね。

私はキルアの服を脱ぎ、スカートをおろし、下着をはずす。

持参していたバスタオルを身体に巻き付けておく。

万が一のために。

あ、セーラー服もせっかくだし洗おう。

服たちに水をかけ、擦って洗う。

『よし、綺麗。』

洗った服は竿にかけていって、ようやく最後のひとつを洗い終わった。

これで乾かせば……

「A〜！魚いたー？」

『えっ！？ゴン！？ちょ、待っ……』

私の制止も意味はなく、木々からゴンとキルアが飛び出してきた。

……無言の3秒間

私たちは互いを見つめ合っている。

私は驚きから我に返った。

『っ〜〜！ばか！変態！あっちいって！！』

私は恥ずかしさのあまり腕で顔を隠す。

ゴンたちも私の声で我に返りぱっと後ろを向いた。

うぅ〜、お嫁に行けないよ……。