豚の丸焼き審査 ページ30
『ブハラさーん！メンチさーん！お食べくださーいー』
私は髪を強化して腕を支えながら、豚の丸焼きを持って行った。
「私も食べていいの？」
『もちろんです！』
「ふーん。少しは工夫してるみたいじゃないの。」
「いただきまーす」
ブハラさんは豚に特製ソースを付けて、一口で食べ切った。
比較的小柄な豚だったとはいえ、ハンター世界の豚ですからそりゃあ大きいですよ。
それを1口とは……。恐ろしや恐ろしや。
メンチさんは1口大に切ってからソースにつけ、パクッと食べた。
緊張……。
『どう、ですかね？』
メンチさんは顎に手をあて、うーんと考えた。
「まあ、努力賞ってとこね。アレンジしているし、味はまあまあだけど、この材料のなかよくやったわ。」
『ありがとうございます！』
「合格〜！」
ブハラさんに合格を貰えたし、メンチさんには褒められたし！
私はにっこにこで調理台に戻って行く。
「味はまあまあ、だってよ。」
『ん？』
「お前聞いてなかったのかよ！」
『そこは聞こえなかったことにしてるの！』
キルアめ……あげ足取りしてきて！
私はキルアを軽く睨む。
「Aの料理か。一口食べてみたかったな。」
『クラピカ！メンチさんの試験の時食べさせてあげる！』
「ありがとう」
「オレにも食べさせてくれよ、A」
『もちのろんよ！私も2人の食べてみたかったし、交換こして食べよ！私、ゴンのも……』
と言いかけたが、ゴンはメンチさんにダメ出しされて傷心中。
あとでにするか、と思い視線を戻すと、へそを曲げたキルアくん。
食べたいって言わなかったのがそんなにやだったか。
『キルアにも食べさせてあげるから。その時は美味しすぎて頬が落ちないように気をつけなさい！』
「ああいーぜ。絶対オレのやつの方が美味いし。」
生意気たれだな。
『勝負だ！クラピカ、レオリオ！どっちの方が美味しいかジャッジしてね！』
クラピカとレオリオは少し呆れつつもOKしてくれた。
次は寿司！
やったるぞー！！
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能力紹介を少し詳しくしました。
2023.4.21
全部の話において、文と文とのスペースを増やしました。
深夜テンションで書いたものが多かったので修正しました。
まぁ、今も夜なんですけど。笑
読みやすくなったと思います！
2023.4.25
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あやめ - めちゃくちゃおもしろいです!!!!!!!あたらしいのがたのしみです。 (3月24日 19時) (
レス) @page9 id: b2bf208830 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっかーろ | 作成日時：2023年4月3日 0時
