【H×H】転生したら推しに囲まれましたっ！？〜一次＆二次試験編〜 (ページ27)

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あの豚は豚じゃない……。改名すべきだ。ページ27

スタートの合図とともに受験生たちは走り出す。

さーてと、やばいスピードで走ってくる豚の額をぶっ叩かなきゃいかないわけね。

私たちは先に走っていった受験生たちを追いかける。

「豚の丸焼きなんて簡単なメニューで良かったぜ！」

『豚を捕まえられるか不安だけど……。』

弱っている豚がいますように。

元気の良い豚なんてこっちに向かってきませんように。

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨！

「「「「『！？』」」」」

『やばい、やばい！猛獣！！死ぬ！？』

「A！落ち着いて！」

ゴン！落ち着けるわけないじゃん！

思いっきりフラグ回収しちゃったんだよ！？

この数はさばききれないよ！

ゴンは釣竿を強く握り、飛んだと思ったら豚の額にクリティカルヒットさせていた。

『わーお……。』

「この豚は額が弱点なんだ！」

ゴンの声を聞いて周りも額を狙って攻撃しだす。

ゴン、わかってても出来ないこともあるのさ……。

でもなー。ん、やるか。

こっそり、そっこーで伸ばして縮める！

早く伸縮させるとけっこうオーラ使うんだよね……。

だからヒソカとの時もわざわざ自然に縮小させようとしたわけで。

でもここで脱落はしたくないし、しゃーなし！

たくさんぶっ刺しちゃうと、倒した豚を見られた時「何の武器使った！？」ってなりそうだし、叩いても音が鳴るし……。

あ、こうしよ。

『……究極の理髪(パーフェクト･サロン)』

私は小声で唱え、3本の髪を一瞬にして伸ばし、強化。

脳に突き刺し、神経をちょちょいと狂わす。

んまぁ、大層なことはしてない。

ただ気持ち悪くさせるだけなのだ。

そしてよろけている所を近くにあった木の棒で叩く。

『よし！いっちょあがり！』

3本しか操作していなかったしオーラもそこまで食われなかった。

よろよろしてた弱いやつをたまたま倒せました感も演出できたし！

なんて、便利な能力なのかしら！