クラピカ、お誕生日おめでとうでした ページ14
私は前を向いているクラピカの瞳じっと見つめる。
ほんとに、綺麗。
クラピカは目を閉じ、私の方を見た。
「私の顔に何かついてるか？｣
『え？ううん。何にも？あ、ごめん。見すぎた。』
「……いや、それなら良いんだ。」
クラピカは私から目を逸らした。
ありゃ、さすがに見すぎちゃったか。
嫌がられちゃったかな？
そう思い、ちらっとクラピカを見る。
お、耳が赤いじゃん、クラピカ。
照れ屋だな〜。
『クラピカの瞳って綺麗だなーって思って。』
「え」
『飲み込まれちゃいそう。』
「……そう、か。ありがとう。」
クラピカはどこか悲しそうに微笑んだ。
あ、しまったぁぁ……
これはクラピカにとって禁句。
禁句中の禁句。
な、なんとかして誤魔化そう。
よし、話をそらすのだ！
『ねぇ、クラピカ。ゴン達は？』
「ああ、3人は少し後ろにいる。」
『あ、ほんとだ。』
私は3人を見てにっこりと笑う。
『可愛いよね、あの3人。微笑ましいというか。』
「そうだな。私はAも可愛いと思うが……」
『……へ？』
クラピカからの褒め言葉は私の理性がっ……
私はあからさまに目を背けた。
絶対にゆでダコだ。
「っすまない。その、だな。明るくて元気だから可愛らしい、という意味で……」
妹みたいってこと？
そんなに歳離れてないじゃん！
と思い、クラピカに抗議する。
『なっ、クラピカ。私そんなに年下じゃないんだけど！私15だよ！』
「私は17だ。」
『2歳なんて誤差誤差ー！』
クラピカはふっと笑いだす。
それにつられて私も笑ってしまう。
『良かったー』
「ん？」
『クラピカ、緊張してたでしょ？笑ってくれて嬉しい。』
私はクラピカに笑いかけた。
「……！心配をかけてすまなかった。」
『え、ううん、全然！クラピカが元気ならオールOKよ！』
クラピカと私は微笑みあった。
うん、幸せ。
「うおおおおお！！！」
すると背後から大きな声が聞こえた。
私たちはぱっと後ろを振り返る。
大復活！！→←クラピカたちの背後に現れた謎の人物……それは誰か！？
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あやめ - めちゃくちゃおもしろいです!!!!!!!あたらしいのがたのしみです。 (3月24日 19時) (
レス) @page9 id: b2bf208830 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっかーろ | 作成日時：2023年4月3日 0時
