【H×H】転生したら推しに囲まれましたっ！？〜一次＆二次試験編〜 (ページ13)

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クラピカたちの背後に現れた謎の人物……それは誰か！？ページ13

私は辺りを見渡した。

(お、クラピカみっけ！)

私はお姫様抱っこされながらも手を大きく振ってクラピカを呼ぶ。

『やほークラピカっ！』

クラピカは驚いた顔で私を見ている。

「A！？」

驚きを隠せないといった表情をしていて、少し面白かった。

『ヒソカ、下ろしてくれる？話してくるからさ。』

「わかったよ♣︎」

ヒソカは少し不満げな顔をしながらも丁寧に下ろしてくれた。

『ありがと！ヒソカ！』

「どういたしまして♤」

ヒソカに一礼してから、少し前にいるクラピカに向かって走り出した。

「A！大丈夫だったか？みんな心配してたぞ。」

『うん！バッチグーよ！』

バッチグー……死語かな。

まぁOKよね！

……沈黙！！

ちょっと気まづいよ、クラピカくん！！

ここでは沈黙は正解じゃない！

やっぱ、死語だったかな？

気になっちゃった感じ？

私はそんな焦りを抱えながらクラピカの方を見た。

少し汗ばんだ肌。

少し緊張が混じった瞳。

長いまつ毛。

目にかかった前髪。

絵画ですかね？

なんてことを考えていると、クラピカが少し遠慮気味に質問してきた。

「……Aはヒソカと知り合いだったのか？」

『んー。今日で会うのは初めてなんだけど。ヒソカの気まぐれ、かな。』

「そうか……。とにかく、気をつけろ。」

心配そうにクラピカの目が私を見つめている。

なんだか飲まれちゃいそう。

『へへ。ありがと。』

「ああ。」