謎の失踪事件発生！！ ページ12
キルアside(続き)
『き、キルア……』
急に肩に手を置かれて、誰だよと思っていたら生気が失われたAだった。
「「「「A！？」」」」
『やほ……みんな……おそ、ろいで』
A、めっちゃ疲れてるな。
まぁ、一般人では厳しいか。
するとゴンがオレの顔を覗き込み、
「キルアもAのこと知ってたの？」
と質問してきた。
ゴンたちも知ってるのか……。
「さっき会ったんだ。」
「そうなんだ！奥に行ってた時かな？」
Aは疲労困憊という様子だ。
声は出せずに、必死に頷いている。
ちょっと可愛い。
『き、きる……。、その、すけ……すけ……ぼ』
「何スケスケ言ってんだ？」
そう言うと、Aは不機嫌な顔になった。
そして
『スケボーー！！！』
と大声で言った。
さっきまでしっかりと話せていなかったのに。
周りのやつは少しビクついていた。
試験中ということもあって物音などに過敏になっていたためだろう。
「ああ、これ乗りたいの？」
Aはぱっと表情を明るくして、コクコクと頷いた。
必死になってオレを見つめている。
だからちょっといじめたくなったんだ。
「じゃあ後で貸してやるよ！」
Aは口を尖らせて、オレをキッと睨んできた。
表情がコロコロ変わって面白い。
『い、いまぁあああああ！？』
Aは叫び声をあげたかと思うと、目の前から消えていた。
「な、何だ？今の……。」
「急に消えたじゃねーか！」
「Aーー！！」
「ひとまず落ち着こう。」
オレが見ていた限りだと何もされてなかった。
なのに消えた。
瞬間移動みたいに。
「ま、二次試験に着いたら探せばいいさ。」
オレは殺し屋。
所詮Aも他人。
まずは受かることが第一優先だ……。
「……そうだね。Aのこと心配だけど。｣
「闇雲に探しても意味がない。私たちは進んでおこう。」
クラピカたちの背後に現れた謎の人物……それは誰か！？→←トンパンパんぱ
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あやめ - めちゃくちゃおもしろいです!!!!!!!あたらしいのがたのしみです。 (3月24日 19時) (
レス) @page9 id: b2bf208830 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっかーろ | 作成日時：2023年4月3日 0時
