貴方の優しさに溺れて

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突然の発言にドキッとした


確かに…イケメン、だったな、暗かったし意識もハッキリしてなかったから気にしてなかった…


「言われてみれば確かに、イケメンだったね〜」


総「タイプだったりしますか？笑」


少し意地悪な聞き方をしてきた総一君


「えー、どうだろーなー？」


総「あ、誤魔化さないでくださいよ〜」


総一君と話すときはいつも、弟と話すような気分で、自然と大人ぶってしまう


総「あ、そろそろ部屋行きますね、また話してください！」


「うん！ばいばーい」


さてと…佐野さんにお礼言いに行こっかな…


ピンポーン


佐「は、い…」


「あ！こんにちは、304の二階堂です、先日のお礼言いたくて…」


佐「お礼されるようなことは何も、」


「警察の方、呼んでくれたって聞いて…」


佐「あ、あー…痛々しかったので、見てられなくて」


「ありがとうございます！！おかげで命拾いしました…」


佐「いえ…じゃあ、忙しいので、」


「あ、すみません急に！本当にありがとうございました！」


…ダメだ、総一君の言葉が頭から離れない


タイプ…なのかなぁ、ちょっと変わってるし中々いない性格してるよね…


それ言ったらここのマンションの人みんな変わってるけど…笑

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