烏野の美女は恋を知らない (ページ14)

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月島気づけ！！ページ14

Aと同じ部屋。

女と男一緒にする？馬鹿なの？

しかもなんか寝てたら腰あたりに違和感

嫌な予感しかない

「及川さんのおバカ～」

そこには、寝言を言いながら僕の腰に抱きついてるAの姿が。

月「何言ってんの、離れてくんないかな」

「月、島は良い人…」

月「ホントなんなの…」

なんだか、悪い気はしなかった。逆に気持ちよくて、しばらく、このままで良いかも、なんて考えてしまった

「んー、あーいーすー」

月「どんな夢見てんのさっきから」

「ん、ん、？え、月、島、！？」

起きちゃった

月「やっと離れた、暑かったんだけど」

「え、あ、ごめん…」

月「人の腰に抱きつくとか…普段どんな寝方してんの」

「抱き枕抱いて寝てる」

だからか。

月「てっきりお兄さんと寝てるのかと」

「やめてよそこまでバブちゃんじゃないわ」

月「いやガキでしょ」

「なんなの起きたばっかなのに調子狂う」

月「こっちのセリフなんだけど」

「は？」

月「なんでもない、」

おかしい、ホントに調子狂う。この気持ち、なんだろ、モヤモヤする…

「なんだよー、気になるじゃんか！言えよー！」

今まで、感情が大きく動くなんて、そうそうなかった。

ただ、今確実に何かが変わり始めてる。これは一体なんなんだろう。

「おーい、聞いてる？聞いてないなら私また寝るね。山口くんもまだ寝てるし」

分からない、分からない、けど

月「ねぇ、今日の練習僕のこと見てて」

気づけば、僕はそう彼女に言っていた