なにわの掟5

ギター4 ページ23

西畑side





…… バチィィン パァン バチィン パチィィン




パァァン バチィン パチィィン パァァン







大吾『 うぅ、、 まさかどっ、、ほんまに
ギブ……』





あれから 何回叩かれただろう。
最初は 悔しさから 暴れまわったけど だんだん
痛さに 負けて 涙が 出てくる。





……パァァン バチィン パァァン パァァン




バチィン パチィィン バチィィン パァァン






大吾『 うぅ、、 わかったから、、 』




良規『 なにが わかったん？ なにか 言うことは？』




大吾『 ……………… 』




わかっとる。 なにを正門が 言わせたいのか なんて。それでも わずかに 残る プライドが 邪魔して
素直になれない 西畑





良規『 はぁー。 しゃーないな 』




そう言われて 許されたなんて 淡い期待を した西畑はすぐに 後悔する。なぜなら 膝を組んで お尻の位置を あげられてしまったからだ



大吾『 待って！！！！ 正門ほんまに これだけは
いやや！！』



良規『 だって 今までのじゃ 足りひんのやろ？』




大吾『 ちゃうって！！ ほんまにいやや！！』




良規『 じゃあ 言うことは？ 』



多分これは 彼なりの 優しさ。 西畑にくれたラスト
チャンスって やつ。 そこで 西畑がした 決断は……






大吾『 ちょっと 触っただけやもんっ、、俺 やっぱ
わるく ないっ、、 』



やっぱり 素直に なれなかった




良規『 わかった。 意地を 張るのも ほどほどにな』






バチィィィィィィィ ン








バチィィィィィィィィ ン








バチィィィィィィィィィン






大吾『 うわぁぁぁぁぁぁぁん！！！！わかったから！！！ごめんなさい！！！ごめんなさい！！！』



今日1番の強烈な 3発を つけ根に 落とされた 西畑は
さっきまでの こと など 忘れ 無我夢中で 謝った



良規『 はぁー。 最初から 素直になれや笑 それで
なにが わるかった？』


大吾『 ギター、、やくそくっ、やぶって さわった、、』



良規『 うん。そうやな。 約束したよな？』



大吾『 おんっ、、 それでっっ、、 嘘 ついて
かくそう とっ した 』


良規『 せーかい。 ちゃんと わかっとるやん』



大吾『 ひくっ、、 ごめんなさいっ 』



良規『 ん。 じゃあ 仕上げって ……笑 そんな目で
見んといて笑 』



大吾『 やって、、もう むりやって …… 死んじゃう……』

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