なにわの掟5

最年長と最年少1 末澤/佐野 ページ48

佐野side



今僕は 怒った顔のうちの 最年長に 睨まれている





末澤『 佐野。 膝にこい 』



佐野『 …… はい っ、、』




少し ほんの 少し 寝坊して 遅刻した だけ
昨日の夜 ついつい 作曲に没頭して しまったのを
今更ながら後悔する



末澤『 反省せいよ？』



バチィィィィィィィィ ン



佐野『 いったぁぁぁぁぁ！！！！！』



この1発で 誠也くんがどれだけ 怒ってる か わかるようになって しまった





バチィィ ン パチィン バチィィン パァァン





パチィン バチィン パァァン バチィィン ……





佐野『 いたいぃ！！！！誠也くん！！！
痛いですっ！！！！あぁぁぁぁ！！！』



どれだけ 悲鳴を あげても 落ちてくる平手は 弱まる
ことは なく むしろ 強くなっていく







パチィン バチィィン パァァン パァァン







バチィィン パチィン バチィン パチィィン……





佐野『 うぅ、、あぁぁぁぁ！！！ ごめんなさい！！！！ いたい！！！！！』



なんで 朝起きなかったんやろう。なんで もっと 早く寝なかったんやろう。
そんな 後悔が 頭の中でぐるぐると まわる






…… バチィィン パチィン パァァン バチィン






パァァン バチィン パチィン パァァン





佐野『 ひくっ、、 せいやくん！！ごめんなさい！！！ もう せえへんからぁぁぁぁ 』




そう 精一杯 叫ぶと ようやく 平手は 止まった
ただ お尻に手を置いたままだが



末澤『 佐野 反省したか？』


もう 頭が取れるんじゃないか と 思う くらい
首を縦に振る



バチィィィィィィィィ ン



佐野『 いったぁいいい！！！！！！』


末澤『 ちゃんと 言葉に しなさい 』


佐野『 ごめんなさい！！！ もうしません！！！
ぜったい 遅刻 せえへんから ぁぁぁぁ 』



末澤『 わかった。 じゃあ もう しないように
仕上げに 10回』



佐野『 うわぁぁぁぁぁん！！！ 』


この痛いお尻に 仕上げ！？ そう 思うと 涙しか
出てこなくて…


末澤『 返事は？ 』


それでもお尻をペチペチ はたきながら 質問する
末澤に はい と返事する しか 道はなかった


佐野『 … はいっ、、、 ひくっ、 』



その返事を 聞くと すぐに 足を組んで お尻の位置を
あげる 末澤。お尻が ピーンと 張り 恐怖心で
いっぱいになる

最年長と最年少2→←コビバの大作戦10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す