なにわの掟 2

反抗期の本領1 室 / 風雅 ページ41

風雅side



最近 ほんまに イライラが すごい。
自分でも わけわからん くらいに 何に対しても
ムカついて しまう




風雅『 あーーー！！！！もう！！！！！ 』



今日も 朝から 絶好調で イライラしとる。


琉巧『 ふうさん おはよ 〜！！！ 』
　

斗亜『 おはよう！！！ 』


風雅『 ……………… 』



挨拶されても無視。これが当たり前になっとった。でもまぁスタッフさんや先輩には一応返すで。
怒られるのが目に見えてるから。


拓哉『 ふう。 斗亜たち 悲しい顔してたで？？
挨拶くらい って 、、 はぁーーー 』



拓哉が なんか 言ってきたけど 無視して イヤホンで音楽を聴き始める。別に特別なにか あったわけじゃない。ただの 思春期や。多分。




イライラ してる せいなのか 撮影でも


カメラマン 『 大西くん もうちょっと 笑顔でお願いしまーす！ 』

風雅『 あ、 はい 』


こう言われる ことが 増えた。なんやねん。笑顔しとるやん。何が悪いん？？？口には出さないが そう思って しまう 。もう 早よ 帰りたい。撮影終わったら すぐ 帰ろう。



そう思ってたん やけど ……



拓哉『 ふう。 今日 終わったら 話し合いしよう？』


風雅『 はあ？ 俺今日はかえ …… わかった 』


拓哉『 じゃあ 終わったら 楽屋に 残ってて 』


風雅『 ん 』



拓哉に 話し合いしようって 言われた。
もちろん 断る気 満々 やったん だけど たくやの
あまりの 真剣な表情に NO とは 言えなかった
なんのこと やろ？


スタッフ 『 以上で終わりでーす 。ありがとうございました 』

全員 『 ありがとうございました！！』




それから 考え事を している うちに 撮影も 終わって 楽屋に 戻ってきた
斗亜たち 3人は 俺らの空気を 察したのか 早めに
帰った。 俺と拓哉は テーブルを 挟んで向かい合って 座っている



風雅『 で？ 話ってなんなん？ 』


拓哉『 率直に言うわ。 風雅 最近 後輩たちに対して 態度悪すぎるやろ 』


風雅『 なんや そんなこと？ 別に普通やろ』


拓哉『 そんなことちゃう！！ 仕事に影響ないから って何でも 許されるわけ ちゃうやろ！！』


風雅『 はぁ？なにそんな 熱くなっとるん？ 別に 仕事に 影響ないんやからええやろ 』


拓哉『 よくない！！最近何に そんな イライラしてるん？ こっちは 影響ありまくりやろ？』


風雅『 うるさいわ！！！ ほっといてや！！』






ガシャーーーーーン

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