なにわの掟7

心配で……2 ページ18

藤原side

久々のなにわ揃ってのリハ。練習前のアップを
それぞれでしている


大橋『 丈くん！！！丈くん！！！！ 』


藤原『 ……………… 』


大橋『 丈くん！！！！丈くんってば！！！！！』


藤原『 っ！！なんやねん大橋。うるさい 』


大橋『 さっきから 全然呼んでも返事ないからやん！！』


藤原『 え？呼んでた？？？ 』


大橋『 呼んでたわ！！！！それでなー こないだな、リチャと……


なんかしゃべっとるけど 考え事をしていて大橋の
言葉が1ミリも入ってこない。俺の視線は一箇所に釘付けやった





大橋『 丈くん！！！丈くんってば！！！！ 』


藤原『 おう、んん、、よかったな 』


大橋『 全然聞いてへんやん！！！そんなにみっちー
気になるん？？ 』


藤原『 っ！？べ、べつに……そんなんじゃ…… 』


大橋『 そんな気になるんなら 声かければええやん笑
心配なんやろ？ 』



藤原『 だから ちゃうって…… 』




明らかに体調悪そうな彼を俺はほっとけなくて
なんとなく目で追ってしまう。でもなんとなく
声はかけづらくて……




大橋『 素直やないんやから。ここ最近みっちー無理
しすぎなの 見てるんやから 声かけてあげればええのに』


藤原『 だから ちゃうって！！！ただ…… 』


大橋『 ただ？？ 』


藤原『 ちょっと気になるだけや』


大橋『 はいはい笑 しゃーないから俺が声かけてきたるよー！！ 』


そう言って絡みに行った大橋は道枝にとって正直
めんどくさそうやった笑大橋が離れると俺の隣には
大吾がきた



西畑『 丈くんおはようございます 』


藤原『 おう。おはよー 』


西畑『 道枝大丈夫ですかね？？ 』


藤原『 顔色は悪いよな。 まぁ 倒れる前に
言うのが約束やし 』


西畑『 そうですよね…… 自分から言ってくれたらなー 』


藤原『 まぁあの様子じゃ無理やろうな。 悪いけど
気をつけてやってて？ 俺も見とるけど 』


西畑『 りょーかいです 』




俺たちの心配が彼に届くことを祈るばかりだ。
グループになってから この子たちが可愛くて心配
でしゃーない。俺おっさんになったんかな？笑







藤原『 よっしゃ。そろそろ リハ始めるでー 』


大橋・西畑・大西『 はーい！！ 』


高橋・長尾『 はい！！！ 』


道枝『 っ！！はーい！！ ごほっ』




彼に気を配りながら リハを進めていく。
踊って踊って踊り込む。さぁ気合い入れてくで！！

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