紡ぐ16 ページ17
『はぁ…、はぁ…』
肺機能検査を終えると私の息はすっかり上がっていた。
「酸素、測りますね」
指に酸素飽和度を測るクリップを着けると
画面には90%と表示されていた。
「少し下がってますね。
マスクに変えて一旦、5リットルまで上げますね」
『はぁ…、はい…』
徐々に値は上がりICUに戻る頃には
95%まで戻っていた、
「息苦しくなっちゃったか？」
『はい…』
ベッドに横になると藤川先生が様子を見に来てくれた。
『姉は…？』
「さっき、ホットラインが鳴っちゃってさ。
はるかと一緒に行っちゃったよ。
それにしても、白石のこと本当に好きだよな」
『…、大好きですよ、お姉ちゃんですから…』
「そうだよな。…、Aちゃん、脈走ってるな」
そう言いながらモニターを見つめる藤川先生。
『…っ』
「頻脈だな。誰かワソラン持ってきて！」
「はい！」
「Aちゃん、すぐ楽にしてあげるからね」
『…、はい…』
「投与前後のモニター、記録に取っといてね。
O2、5リットルマスクのままにしよう」
「はい！」
側管から薬剤を投与ししばらくすると
動悸は少しずつ治り呼吸も楽になってきた。
「どう？少し楽になったかな？」
『はい…』
「A？どうしたの？」
そこにフライトスーツを着たお姉ちゃんが帰ってきた。
「肺機能検査した後にSpO2が下がって
動悸もあったから、とりあえずO2、5リットルにしてワソラン投与して落ち着いたよ」
「そう、ありがとう、藤川先生。A、どう？」
ゆっくりと頭を撫でてくれるお姉ちゃん。
その手に安心して頷いてから目を瞑るとそのまま眠ってしまった。
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まお(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます(^^)待ってました、のお言葉すごく嬉しいです。頑張ります。 (2018年9月30日 8時) (
レス) id: a4581f7272 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - なーなさん» コメントありがとうございます(^^)なんとか絞り出したので今後訂正するかもしれませんが、、、。また、いらして下さい。 (2018年9月30日 8時) (レス) id: a4581f7272 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - まってました！更新頑張ってくださいね^ - ^ (2018年9月30日 1時) (レス) id: d0b35e2f73 (このIDを非表示/違反報告)
なーな(プロフ) - 続きが気になります！頑張ってください！ (2018年9月30日 0時) (レス) id: a9b248562d (このIDを非表示/違反報告)
なーな(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2018年9月12日 0時) (レス) id: a9b248562d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まお | 作成日時：2018年7月30日 0時
