第３５話 ページ37
《Sside》
優しい男だ
きっと今までもモテただろう
S「ま、もう終わった話だ。飲もう」
A「うん・・ありがとう」
雅紀も割と飲めるタイプだった
マツジュンが勧めるがまま杯を重ねていった
3時間ほど経ったあたりでは、トイレに行くのに足元が覚束ないほど、酔っぱらったみたいだった
S「大丈夫か？雅紀」
A「しょーちゃん・・」
S「ん？」
A「しょーちゃん」
S「何だよ」
A「返事、してくれた」
S「え？」
ダメだ
完全に酔ってる
A「俺・・何度も呼んだ。しょーちゃん、しょーちゃんって・・でも、返事してくれなくて・・」
・・？
A「ずっと一緒にいてくれるって・・言ったのに・・」
・・っ
S「雅紀・・」
A「・・っ、もっと呼んで・・っ」
S「雅紀・・もう、大丈夫だ。大丈夫だから」
A「しょーちゃん・・っ」
思わず抱き締めた
記憶とは違う大きな身体
でも、しがみついてくる感覚は同じ
生まれてくる前から一緒に居た
同じ日に生まれ、同じ場所で育った
ずっと一緒にいると思ってた
それが、親の勝手で引き離された
S「・・雅紀っ」
もう、無くしたと思っていた
こんなにも、誰かを愛おしいと思う感情
S「雅紀、ごめんな。これからは一緒に居るから。今までの分も」
・・？
S「・・雅紀？」
スースーと規則正しい呼吸
ズッシリと掛かる体重
S「・・寝てる？」
身体を離すと、こちらに倒れこんできた
慌てて支えて、ゆっくりと寝かせた
S「・・何だよ、バカ。恥ずかしい台詞吐いてやったのに・・(笑)」
幸せそうな顔しやがって・・
A「・・しょ・・ちゃ、ん・・ﾑﾆｬ」
S「・・お休み、雅紀」
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あの、 - どうでもいい事ですが、私と名前一緒！！！！漢字もです！！！ (2020年6月21日 12時) (
レス) id: b6449f78e2 (このIDを非表示/違反報告)
miu(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮さん、コメありがとうございます！とっても嬉しいです！ちょっと恥ずかしくなるくらい嬉しいです!!!!! (2020年3月14日 20時) (レス) id: 599b679870 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - え？？なにこのくそ面白い作品素直になれない櫻葉さんたちの不器用でまっすぐなお話。何か…凄い満たされた感満載。凄い楽しく読めました。ありがとうございます。 (2020年3月13日 19時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
miu(プロフ) - まなぶさん» まなぶ様コメありがとうございます！やっぱり仲良しクラブも必要かと。 (2019年12月24日 1時) (レス) id: 599b679870 (このIDを非表示/違反報告)
miu(プロフ) - まなぶさん» まなぶ様 (2019年12月24日 1時) (レス) id: 599b679870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美羽
| 作成日時：2019年7月25日 8時
