第１話 ページ3
《Sside》
「ホントーにすみません！」
頭を下げ続ける男
城「心配したよ〜、いらっしゃい」
うわ、マジで・・
怒れよ
初日から遅刻なんてアウトだろ・・
「何？どうしたんです？迷子？」
俺の背後から呑気な声が聞こえる
振り向くと、色の白い可愛い顔した男
「あぁ、初めまして。私は二宮と申します。櫻井・・主任？」
二宮・・
城「自己紹介の暇もなかったからね〜。彼は優秀だよ〜、わからない事があったらみんな彼に聞くといいよ」
優秀ったって人事部だろ？
それもどう見ても若手じゃねぇか
N「あぁ、こう見えて私、入社十年の中堅ですから」
・・っ？！
十年？
この顔で？
N「ふふ(笑)そんなに若く見えます？」
S「え？あ、いや、まぁ、うん、そうだな」
それよりも、俺、何も言ってねぇけど
N「こんな若造が優秀？みたいな顔で俺の事見てたしょ？(笑)」
・・っ
城「ね？優秀でしょ？」
っていうか、怖ぇよ
N「ほら、相葉さん、アンタもちゃんとご挨拶しなさいよ」
・・っ？！
あ・・いば・・？
向き直った俺と、そいつが頭を上げたのはほぼ同時だった
・・っ
「・・え・・？しょー・・ちゃん・・？」
・・っつ
円らな瞳
黒子の位置
そして、人の顔を見つめる時少し半開きになる口
・・何も変わっていない
・・雅紀
N「しょーちゃんて、え？相葉さん、主任と知り合い？」
A「え？あ、いや、その・・」
俺の様子を伺う目の前の人間
本当に変わらないな・・
S「昔の知人です。早速だけど相葉くん。初日から遅刻は感心しない。気を付けるように。二宮くん、ここでの仕事を一から教えて欲しい」
N「はい。畏まりました」
A「・・す、すいません、でした・・」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あの、 - どうでもいい事ですが、私と名前一緒！！！！漢字もです！！！ (2020年6月21日 12時) (
レス) id: b6449f78e2 (このIDを非表示/違反報告)
miu(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮さん、コメありがとうございます！とっても嬉しいです！ちょっと恥ずかしくなるくらい嬉しいです!!!!! (2020年3月14日 20時) (レス) id: 599b679870 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - え？？なにこのくそ面白い作品素直になれない櫻葉さんたちの不器用でまっすぐなお話。何か…凄い満たされた感満載。凄い楽しく読めました。ありがとうございます。 (2020年3月13日 19時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
miu(プロフ) - まなぶさん» まなぶ様コメありがとうございます！やっぱり仲良しクラブも必要かと。 (2019年12月24日 1時) (レス) id: 599b679870 (このIDを非表示/違反報告)
miu(プロフ) - まなぶさん» まなぶ様 (2019年12月24日 1時) (レス) id: 599b679870 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美羽
| 作成日時：2019年7月25日 8時
