第1章 1 ページ4
《Aside》
入学式
たださえ人見知りだし
知り合いもいない私立中学
オドオドしながら
教室に行くと
やっぱり席は
相葉で‘あ’だから
1番端っこの
1番前
自己紹介とか
いつもはじめだから
すごく苦手で
なんて言おうか
そればっかり考えてたら
‘先生ー！目の前の人が大きくて黒板が見えません！’
後ろのほうから
そんな声がして
「櫻井か。じゃ、お前、一番前に来い」
先生が言って
俺の隣の人は
嬉しそうに
その席から立った
そして
代わりに
本当に
同じ年にしては
小さい彼が来て
‘よろしく！’
俺に向かって
笑顔で
そう言った
その瞬間
そのキレイな笑顔に
心臓が跳びはねた
真っ白な肌に
大きな大きな目
真っ赤なくちびる
でも
まゆ毛は
意志が強そうで
俺を見る目力も強くて
A「よ、よろしく・・」
目を奪われて
それしか言えなかった
「そのまま、お前から自己紹介しろ」
先生の言葉に
「はい。櫻井翔です。言わなくてもすぐわかると思いますが、父は櫻井病院の院長です。でも、俺は父親を越える医者になりたいと思ってます。よろしくお願いします」
櫻井病院？
あの
個人病院なのに
大学病院からも
一目置かれる
日本でも
1番って言っていいくらい
有名な病院・・
すごいなぁ・・
A「す、すごい・・」
でも
なにより
すごいのは
彼の
オーラ・・
ひとり言のように
出てしまった言葉
なのに
S「すごいのは、父親だから」
隣から
声がした
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shin 0630(プロフ) - ずっと心待ちにしてました。お話更新ありがとうございます。翔くんの心の変化の流れが心地よいですね。更新が、待ち遠しいです (2019年6月20日 15時) (
レス) id: 88f74a6eaa (このIDを非表示/違反報告)
なおち(プロフ) - どんどん展開が変わってきて、面白いです。雅紀はちっとも変わってないけど、翔さんサイドが変わっていく景色の中、これからどう方向転換するのか気になります。更新いつも楽しみです！ (2019年5月27日 22時) (レス) id: 4cd26d7ff0 (このIDを非表示/違反報告)
shin 0630(プロフ) - 新作ありがとうございます。毎回読む度に惹き込まるて、何度も繰り返し読み込んでます。翔くんに自分の気持ちがバレて拒絶の言葉を突きつけられた雅紀。ますます目が離せないですね。 (2019年5月24日 6時) (レス) id: 88f74a6eaa (このIDを非表示/違反報告)
なおち(プロフ) - 雅紀の診療所はラストホープのイメージかな？コオ先生も好きだけど、ラストホープの雅紀も大好きでした。そこに神カルの翔ちゃん来たら面白いかもしれない（笑） (2019年4月23日 0時) (レス) id: 4cd26d7ff0 (このIDを非表示/違反報告)
ぐり(プロフ) - こんにちは！私のフワっとした纏まりのない妄想をmiuさんが形にしてくださるなんて感激です！！ドキドキわくわくしながら続きをお待ちしております！！ (2019年4月22日 23時) (レス) id: 60116ed64d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美羽
| 作成日時：2019年3月16日 8時
