Flowers ３【SA】

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《Sside》


こんな、もんかな・・

家中をチェックする


ついに、今日は雅紀がうちに来る日


0:00ジャストに誕生日おめでとうのメールも来た

人生で一番幸せな誕生日の迎え方だった


ピンポーン

インターフォンの音がして

画面には、何て可愛いんだ！と言わんばかりのハニかんだ笑顔の愛しい人


S「どうぞ。上がってきて」

扉のロックを解除すると


A『・・ありがとう///あ、あの、ちょっと荷物が多くて』

S「わかった。待ってて」


慌ててサンダルに足を突っ込んで、下に向かう


そこには大きなバッグ2つと、袋に入った・・プランター？があった


A「ご、ごめんね、来てもらっちゃって」

S「いや、こっちこそ。行ってくれれば駐車場まで行ったのに。往復したんだろ？」

A「大丈夫。あ、あの、１つだけ、バッグ持ってもらってもいい？」

S「勿論。イヤ、２つとも持つよ。それ、傾いちゃダメな奴だろ？」


半透明な袋の中、緑色の、何かの葉が見える


A「う、うん・・。ホントにごめんなさい」

S「重っ。何入ってんの？大変だっただろ？」

A「フライパンとか・・調理器具」

S「あ、そっか・・ごめんなぁ、何か貰い物の鍋セットみたいのあったんだけど、連絡してなかったよね」


とりあえず二人で荷物を運んで、部屋の中に入る


A「おじゃまします・・。うわ・・広・・」


セキュリティー重視の高級マンション


S「一人暮らしでこんな部屋要らないんだけどね(笑)」

A「何かあったら大変だもんね。駐車場入る時も、警備員みたいな人いてビックリだった」

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