熱のせい ページ9
パフォーマンスを終えた私達は楽屋に戻った
ユミ 『あと一曲だけだよね？1時間ほど空くしお腹すいたからお弁当食べようかな』
ヘリン『私も食べようかな？Aも何か食べる？』
「私とりあえずいいや！先食べてて」
モモ 『Aオンニ急いでどうしたんですかね』
私は急いでコンサート全体のセトリを見る
スニョンの状況を把握したかったからだ
「スニョンはあとエンディングだけか」
私はケータリングチームが待機している部屋へ向かった
女 『Aさん？どうかされましたか？』
「少しキッチンを借りてもいいですか？」
女 『いいですけど…何か食べたいものがあれば私達が作りますよ？』
お粥を作って欲しいなんて頼んだらスニョンが具合が悪いことが外に漏れてしまう
「大丈夫です！お気遣いありがとうございます！」
私はスニョンの好きな海鮮粥と水、風邪薬、熱さまシートを持っていき、seventeenのマネヒョンの元へ向かった
向かっている途中に部屋から出てきたスニョンに遭遇する
スニョンに声をかけようとした時スニョンが急にしゃがみ込んだ
「スニョン！！」
スニョンの側に駆け寄ると
大量の汗をかいていてしんどそうな顔をしていた
HS 『A…？なんでここに』
前にもこんなことあった気がする
私が高熱でスニョンが空き部屋に入れて看病してくれたんだよね
私もしんどそうなスニョンを支えて近くにあった空き部屋に入れた
「熱あるでしょ」
スニョンは私の質問に答えずにひたすら私の衣装を見つめていた
普段白のワンピースなんて着ないから見てるのかな？
それともぼーっとしてる？
「白似合わないなーって思いながら見てるんでしょ？」
そう言うとスニョンは衣装から私の目に視線を移した
しばらく見つめ合う私達
「スニョン？」
スニョンの顔がどんどん近づいてきて
キスしちゃうって思って目を瞑った時
急にくる肩の重み
スニョンは気を失ったのか私の肩に倒れ込んだ
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作者名：M | 作成日時：2024年1月3日 22時
