蘇る思い出 ページ40
私は涙が止まらなかった
スニョンと出会ってからこれまでの思い出が蘇る
スニョンの第一印象はダンスがすごく上手で
事務所に入ったばかりの私にとっては
尊敬する先輩だった
それから自主練を一緒にするようになって
仲良くなって
気づけば毎日側にいて
スニョンと一緒に練習生内で努力賞を獲得したりして
いつからか私以上に私のことがわかる
性別は違うけど親友のような存在だった
ミンギュと別れた時も側で支えてくれて
一緒に私の夢を追いかけてくれて
スニョンに告白されて
気づけば私も好きになっていて
付き合って
別れて
こうしてまた付き合えることができて
出会った頃はスニョンをこんなにも好きになるなんて思ってもいなかった
私
こんなに幸せでいいのかな？
HS 『A…昨日から泣きすぎ笑』
「私、スニョンのせいで涙腺緩くなっちゃったみたい笑……昔スニョンが俺の前では我慢しなくていいって言ってくれたでしょ？」
HS 『うん』
「私ずっと甘えることが苦手だったんだけどその日からスニョンには無意識に甘えることができてたの…思い返せばスニョンが私を変えてくれたんだよ？誰かと一緒に踊りたいって思ったのも、誰かを追い越したいって思えたのもQueenのハンAがいるのも全部スニョンのおかげ……
私、スニョンがいなかったらきっと今プレディスにいない」
HS 『何言ってんだよ！全部Aの実力だよ』
私は背伸びをしてスニョンにキスをした
唇を離した時
スニョンから再びキスをしてくれた
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作者名：M | 作成日時：2024年1月3日 22時
