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HS ページ29

HS






自主練室でダンスを踊っていてもふと思い出すマネヒョンの言葉




A…大丈夫かな


Aと別れてから1年半


昔は毎日絶えなかったカトクも


今じゃ一度もやり取りをしていなかったし


今更気軽にメッセージを送れなかった










そんな時事務所の廊下を歩くミンギュがガラス越しに見えた







俺は無意識に外に出てミンギュに声をかけると


俺の足音に気づいたのか先にミンギュが反応した









MG 『あ、ホシヒョン!自主練してるの?』







いつも通りのミンギュにさらに苛立ちが募った










『ミンギュ昨日の子だれ?』






MG 『昨日の子?』






『日付変わる直前らへんでお前が会ってた子』








ミンギュはしばらく黙り込んでようやく口を開いた








MG 『俺の…俺の彼女』






『いつから?』






MG 『最近』









俺は怒りでミンギュの胸ぐらを掴んだ


















『ヤー!キムミンギュ!Aは?Aはどうなるんだよ!また1人にすんのかよ!』








MG 『……なんでホシヒョンが怒るの』








『俺があの時何の為に!』



"Aを手放したと思ってんだよ!"












そう言えるわけもなく



俺は本音を言いかけてやめた



これを言ってもミンギュを困らせるだけだ



















MG 『ヒョン、俺Aにとっくに振られてるよ』








『…チャカマ、何言ってんだよ。Aはずっとミンギュしか見てないはずだろ?』



















MG 『違うよ…ホシヒョンと付き合ってからAはホシヒョンしか見てないよ』



















予想していなかったミンギュの一言に



俺は頭が真っ白になった

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作者名:M | 作成日時:2024年1月3日 22時

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