Ready to love 4 (ページ21)

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イェリページ21

イェリ

   ヘリンとA以外が無事にゴールして  出演者同士で会話しながらドリンクを飲んでいた

ウジ『結構難しかったよな笑』

HS 『でも楽しかったわ！イェリ達も戻ってくるの早かったよな？』

『余裕だったよー笑』

HS 『俺達より少し遅かったけどな？笑』

スニョンがAを諦めるって言ってから3ヶ月が経った

スニョンとは仕事終わりによくご飯に行って前よりスニョンはよく笑うようになったし

私もスニョンに近づけていると思っていた 

 
そんな時

ヘリンが走ってやって来た

    ヘリン『Aまだ来てませんか？』

ヘリンは焦った表情で近くにいた新人スタッフさんに問いかける

  スタッフ『来てないですけど…Aさんは？』       

ヘリン『途中ではぐれちゃったから先に着いてるかと思って来たのに…大丈夫かなA』   

スタッフ『入れ違いになっても困るので少しだけ待ってみましょうか』

 HS 『イェリどうした？』

スニョンはジフン君と話してたから聞こえていなかったみたいだ

私はなぜかスニョンにAの話題を出したくなくて知らないふりをした

『なにもないよ笑』   

それから15分経ってもAは戻ってこなかった

 ヘリン『すみません。私Aの事探してきてもいいですか？もう15分経つのに戻ってこないんですよ？』

   スタッフ『電話は？』

   ヘリン『繋がらないんです』      

急に私の頬を伝った水滴

『雨？』

   一粒の雨を皮切りに   土砂降りが降り出す 

ヘリンが走り出そうとしたのをスタッフさんが止めに入る

スタッフ『上層部に確認取るのでヘリンさんはここで待機していてください！』

ヘリン『大雨で雷も鳴っているのにAを1人にできないです！』

ヘリンとスタッフの言い合いに出演者達が一斉に2人を見た

もちろんスニョンも

HS 『ヘリナどうした？』

スニョンは強くヘリンを止めるスタッフさんを軽く睨んでいた 

ヘリン『Aと…Aとはぐれちゃった』

HS 『は？』

ヘリン『お札を早く見つける為に2人で手分けして探そうって。スマホで連絡も取れるから大丈夫って言ってたけどAと全く連絡がとれないの』

  