Ready to love 4 (ページ15)

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MG ページ15

MG

今日はAと偶然仕事が終わるタイミングが重なって焼肉を食べに行くことにした

仕事が終わってカトクを見るとAから既に通知が来ていた

A 【事務所の8Fにいる】

8Fに着くとプレディス所属のアーティスト全員の特大パネルが廊下を歩く度に並んでいた

Aだ

声をかけようとしたけどかけられなかった

Aはseventeenのパネルが並ぶ場所にいて

ホシヒョンのパネルの前で立ち止まっていたから…

Aはホシヒョンのパネルを切なそうに見つめて手を伸ばして頬に触れた

『A…』

俺の声がした途端

咄嗟にホシヒョンのパネルから離れて笑顔を作るA

「あ！ミンギュおつかれ」

『なに見てたの？』

俺もわかってるくせに聞くなよ

「え？あーseventeenのパネル見てたよ？ミンギュかっこよく映ってるじゃん！スングァンも可愛いし」

Aは嘘つきだ

俺のパネルなんて一切見てなかったくせに

ホシヒョンしか見てなかったくせに

そんなこと言えるわけもなくAに会話を合わせて笑った

『ん、そっか』

「でもこのミンギュちょっとカッコつけすぎじゃない？笑」

『元がいいからカッコつけてなくてもそうなっちゃうんだよ』

冗談で言ったつもりがシラけた目でAに見られる俺

『…冗談だよ笑』

「本気で言ってるのかと思って引きそうになった笑」

『ははっ笑Aに引かれたら困るな俺』

「大丈夫笑ミンギュは黙ってればかっこいいけどもう全部わかってるから引くこともないよ笑」

『A、それはフォローになってなくね？』

「…はやく焼肉行こ！ミンギュの奢りね」

笑顔で先を歩くAに俺は相当甘いんだと思う

『あーわかったわかった！俺が奢るから今日はたくさん食べろ」

「チンチャ？！わーい！」

Aとホシヒョンが別れて1年が経った

ホシヒョンとAの絆に俺が敵わないこと

高校の時から気づいてた

けど気づかないふりしてたんだ