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8話 ページ10

「その手を離せグラサン男、男がなにやってんだよ」
「それはこちらの台詞だ糞女、貴様こそそのインクで汚れた指先切り落としてやろうか」

こうしていること十分間はたっていた。正直に言って人形のことよりこの男を殴りたい。いらつく。てか大の大人でしかも男がなにやってんだよ暇人かよ

すると向こうから少女がかけより、取り合っていた人形をすっ、と手に取り、保護者のもとへと駆けていった。

「リンタロウ、この人形ほしい!」
「良いよ良いよ、エリスちゃんがそう言うなら!」
はたから見れば保護者のようだが親でもないと思う。髪の色、目の色が違う。はたからみればなので実際それがわかるとただのロリコンと可哀想な幼女だ。

「…まぁ、少女のためなら」
「…仕方ない」
「喫茶店でもいきます?奢ります」
「嗚呼、宜しく頼む」



こうして大人げない精神年齢の低い人形取り合い争いは終わった。


喫茶店。

 
「えっと、私は時忸梓。おまえ、じゃなくて貴方は?」
綾「綾辻行人。探偵事務所をやっている。」


綾辻。安吾さんが言ってた、殺人探偵。
「殺人探偵ですか、そうかそうか、ネタになりそうだ、ですね」
綾「貴様は確か最近有名な小説家か。道理でインクか。」

そう言って珈琲を啜る。うん、苦い。

「…てか殺人探偵が何してるんだ、ふらふらほっつき歩いていたらいかんだろ」
綾「貴様、俺が監視に置かれていることが知ってるのか、あの煩い女、辻村の友人か何かか?」

「いや、知らない。でも坂口安吾って人なら」
綾「何処で会った、そいつと。辻村の上司だぞ」




あんまり言わない方がいいかな、うん。

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送り犬 - ジイドとさんこいちと綾辻先生マジ癒し・・・更新頑張って下さい!ちょっとした話も楽しみにしています! (2016年11月28日 17時) (レス) id: 76d55a8e04 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(ただ単に馬鹿な奴) - この作品を読んで綾辻ファンになりました(≧∇≦)(あと九話で芥田ではなく芥川では?)更新頑張ってください( ^ω^ ) (2016年8月1日 19時) (レス) id: 166e27af34 (このIDを非表示/違反報告)
柊奏里(プロフ) - すみません、間違っていたら申し訳ないのですが、安吾の一人称は「私」ではなく「僕」ではなかったでしょうか? (2016年7月14日 22時) (レス) id: 1714fddac5 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー豆 - ジイドさんと織田作可愛い癒しだ。更新頑張って下さい(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年7月14日 21時) (レス) id: ed7190f987 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - 物凄く良い←俺得作品です!私、織田作も好きだし外伝組も、特に綾辻先生と深月ちゃんと京極さんが好きです←←((結局全員(笑) ちょっとした話の時の織田作とジイドの会話が面白かったです!!此れからも織田作をちょくちょく出して欲し(( 長文失礼しました(^^ゞ (2016年6月25日 0時) (レス) id: b576dbc997 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:熱発電 | 作成日時:2016年5月25日 3時

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