2話 ページ4
朝、日の光で目が覚めた。
時間は九時。ぼーとした頭を掻く。
今日の〆切を守るべく、起きることにした。
私は時忸梓。小説家だ。代表作はD坂の殺人事件。多分私の中でも一番まともの小説だ。実家は武道家。15の時、実家をでて横浜にきた。
今は仕送りをしてもらいながら頑張っている。小説で稼いだ分もあるけど。
助手は一回雇ったことあるが役立たず。クレームの処理ひとつもできないため、私一人で頑張っている。
食事と身支度をすませ、茶色の封筒をもち家を出た。
すたすたと町を歩く。いつも通り横浜は賑やかだ。
すると、向こうから泥棒よ!という声。
振り向いた瞬間、私とぶつかった。
痛いなぁ!
と同時にバサァ、と落ちる茶色の封筒。中身が出てしまった。
そこにたまたまその泥棒を追いかけてた赤毛の男が大丈夫ですかと声をかけられ怪我をみてくれた。泥棒は赤毛の男に手を縛られつれてかれそうになったとき、私のほうをみてこういった。
「お前、あの意味わかんねぇ小説家だろ!あんなので儲けるとか頭おかしいんじゃねぇの?!」
そう言った。多分封筒からでてしまった原稿をみたんだろう。
別に怒ったりはしない。批判は慣れてるし自分の好きなように書いてる。
だが、原稿を踏みつけられた。
私の、大事な原稿を、
瞬間、私の何かがぶちギレた。
「ちょっと待てそこの泥棒」
そういって
「ぁあ、なんだよ________!」
ぶん投げた。
「手前の腹潰すぞ糞が」
そういって睨んだ。
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D坂の殺人事件は江戸川さんの作品から。
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送り犬 - ジイドとさんこいちと綾辻先生マジ癒し・・・更新頑張って下さい!ちょっとした話も楽しみにしています! (2016年11月28日 17時) (レス) id: 76d55a8e04 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(ただ単に馬鹿な奴) - この作品を読んで綾辻ファンになりました(≧∇≦)(あと九話で芥田ではなく芥川では?)更新頑張ってください( ^ω^ ) (2016年8月1日 19時) (レス) id: 166e27af34 (このIDを非表示/違反報告)
柊奏里(プロフ) - すみません、間違っていたら申し訳ないのですが、安吾の一人称は「私」ではなく「僕」ではなかったでしょうか? (2016年7月14日 22時) (レス) id: 1714fddac5 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー豆 - ジイドさんと織田作可愛い癒しだ。更新頑張って下さい(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年7月14日 21時) (レス) id: ed7190f987 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - 物凄く良い←俺得作品です!私、織田作も好きだし外伝組も、特に綾辻先生と深月ちゃんと京極さんが好きです←←((結局全員(笑) ちょっとした話の時の織田作とジイドの会話が面白かったです!!此れからも織田作をちょくちょく出して欲し(( 長文失礼しました(^^ゞ (2016年6月25日 0時) (レス) id: b576dbc997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:熱発電 | 作成日時:2016年5月25日 3時