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2話 ページ28

今日は特に依頼も無かった。

暇なので綾辻に「暇」といったところ、「では俺の人形になれ」と言ったので即座に探偵事務所からダッシュで出た。そんなことされて堪るか。

隣で京極が話しかける。
京「儂も時忸君も、お互いに苦労してるのぉ」
呵々と笑う。
「貴様は苦労などしておらんだろう。逆に振り回してるぞ」

そういうと京極は変わらぬ飄々とした話し方で

京「矢張綾辻君と同じ時忸君は敬老の感謝が足りんのぉ、儂は善良な年寄りじゃよ」
「黙れ狒々爺。あのあと貴様の犯罪歴みたぞ、酷いな」
京「果てなんのことやら」
「とぼけんな」

そう小声で話していた。いきなり大声で町の中喋ったらそりゃぁもう変人だ。

すると、向こうで怒鳴り声。

その方向に言ってみると、金髪の眼鏡の青年が滅茶苦茶怒っていた。あれ、辻村ちゃんと同類だ、やったね辻村ちゃん、仲間いたぞ

そこにはその説教を受けてる青年とその巻き込まれである少年がいた。
少年は白髪に紫と黄色の色をした目、いかにも苦労人、といった雰囲気を醸し出している。
青年は砂色の外套、首や腕には包帯。手入れしてない髪の毛。身長は高く、顔は秀麗で、昔、見覚えのある青年。ん?見覚え…?




「酸化するこの世界から__________、」



黒の外套にスーツ、手入れしてない髪の毛。顔や腕、首には包帯。

こいつは、





そう思ってるとその見覚えのある青年が此方に来た。凄く、驚いてる顔。そしてよく見れば寂しかった、という色が見えた。

こいつは、こいつは真坂、

太「梓…!?」
「太宰!?」

そう言うと抱き締められた。力強く。

その姿は子供のようだった。

昔の友、太宰治に久々に会いました。









因みに京極はいつの間にか消えてた。

3話→←第2章___1話



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送り犬 - ジイドとさんこいちと綾辻先生マジ癒し・・・更新頑張って下さい!ちょっとした話も楽しみにしています! (2016年11月28日 17時) (レス) id: 76d55a8e04 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(ただ単に馬鹿な奴) - この作品を読んで綾辻ファンになりました(≧∇≦)(あと九話で芥田ではなく芥川では?)更新頑張ってください( ^ω^ ) (2016年8月1日 19時) (レス) id: 166e27af34 (このIDを非表示/違反報告)
柊奏里(プロフ) - すみません、間違っていたら申し訳ないのですが、安吾の一人称は「私」ではなく「僕」ではなかったでしょうか? (2016年7月14日 22時) (レス) id: 1714fddac5 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー豆 - ジイドさんと織田作可愛い癒しだ。更新頑張って下さい(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年7月14日 21時) (レス) id: ed7190f987 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - 物凄く良い←俺得作品です!私、織田作も好きだし外伝組も、特に綾辻先生と深月ちゃんと京極さんが好きです←←((結局全員(笑) ちょっとした話の時の織田作とジイドの会話が面白かったです!!此れからも織田作をちょくちょく出して欲し(( 長文失礼しました(^^ゞ (2016年6月25日 0時) (レス) id: b576dbc997 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:熱発電 | 作成日時:2016年5月25日 3時

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