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第2章___1話 ページ27

朝。目覚ましをかけていたはずだか、何故か鳴らず、セットした時間と二時間経過していた。私、時忸梓は小説家であり、社員である。
なんの社員かってきかれるが、後に分かることだろう。

急いで支度しダッ、と駆け出す。怒らしたらあとが怖いのだ、上司は。

全力で走り、横断歩道をわたり、町を掛け走る。

そしてとある事務所についた。扉を開ける。

そこには真っ黒なオーラを纏った、高身長の青年がいた。煙官を蒸かし、藤色の鳥丁帽を被って、遮光眼鏡をかけている。遮光眼鏡の奥の鋭く、凍てつく目はきっちり私をとらえていた。

綾「遅かったな、時忸。説明してもらおうか?」
ドスのきいた声。そうとうお怒りのようだ。
「アラームが鳴らなくて寝坊、それだけだ」
綾「時間通りに来ないことは怒ってない。昨日の喋った男は誰だ?」

そう言う。









彼は私の恋人でもなんでもないのに。
辻村ちゃん曰く、綾辻は私のこと好きだと。
京極曰く、狂愛、現代で言うヤンデレだと。

それに私は、別で好きな人がいた。その人以外、愛することは出来ない。

「昨日?嗚呼、編集者だ。たまたまあっただけだ。」
綾「なら良い」
そういうと安楽椅子に座る。

そしてバァン!と扉が開く。
辻「綾辻先生!昨日、また抜け出したらしいじゃないですか!」
そう怒鳴る女性はスカーフにスーツ。綺麗に纏めあげられた髪の毛に白い肌。よく動く綺麗な目は綾辻をとらえている。
綾「嗚呼、抜け出した。」
京「相変わらずじゃのぉ、」
そういっていつの間にか私の隣には老夫がいた。白髪に眼鏡、襤褸を纏っている。泥色の瞳。にこにこしている顔には、稚気がでている。京極夏彦だ。ただ、私と綾辻にしか見えない幽霊的存在だ。

辻「本当に辞めてください!」
綾「断る。」
京「また抜け出したのか」
「らしいな」









綾辻探偵事務所。そこが私の勤めているところだ。

2話→←( ^∀^)



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送り犬 - ジイドとさんこいちと綾辻先生マジ癒し・・・更新頑張って下さい!ちょっとした話も楽しみにしています! (2016年11月28日 17時) (レス) id: 76d55a8e04 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(ただ単に馬鹿な奴) - この作品を読んで綾辻ファンになりました(≧∇≦)(あと九話で芥田ではなく芥川では?)更新頑張ってください( ^ω^ ) (2016年8月1日 19時) (レス) id: 166e27af34 (このIDを非表示/違反報告)
柊奏里(プロフ) - すみません、間違っていたら申し訳ないのですが、安吾の一人称は「私」ではなく「僕」ではなかったでしょうか? (2016年7月14日 22時) (レス) id: 1714fddac5 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー豆 - ジイドさんと織田作可愛い癒しだ。更新頑張って下さい(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年7月14日 21時) (レス) id: ed7190f987 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - 物凄く良い←俺得作品です!私、織田作も好きだし外伝組も、特に綾辻先生と深月ちゃんと京極さんが好きです←←((結局全員(笑) ちょっとした話の時の織田作とジイドの会話が面白かったです!!此れからも織田作をちょくちょく出して欲し(( 長文失礼しました(^^ゞ (2016年6月25日 0時) (レス) id: b576dbc997 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:熱発電 | 作成日時:2016年5月25日 3時

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