10 ページ10
やばい。
図書室から出てきたのは長身で黒髪の男子。
はだけたシャツにボタンの開いたカーディガンが色気を撒き散らしている。
切れ長の目を不機嫌そうに細めた。
女「なんかぁ、ここで人待ってるらしいよ?あ、もしかして、北斗の相手をした…」
北斗「うるせー。お前も早くどっかいけよ。」
女の人の言葉を遮りながら長身の人が言うと、明らかに気分を害したようで、
女「はぁ?北斗、私の体がどんだけ…っん。」
クチュッ。
北斗「とにかく、行けよ。」
濃厚なキスをされて、さっきまでの不機嫌は何処へやら、浮ついた足取りで廊下を去って行く女の人。
こういうひと、無理なんだけど。
北斗「で、お前は何してんの?」
あ、この人が不機嫌なの忘れてた。
「えっと、生徒会室に連れてこられたんですけど、待っててって言われたんで待ってます…っ?」
正直に答えると、長身さんはいきなり迫ってきて私を壁に押し付ける。
いわゆる、壁ドン状態。
北斗「お前、見たことねーけど転校してきたの?転校早々、授業サボって人の行為覗き見とか、いい趣味してんじゃん。」
これは非常に緊急事態です。
500人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
koala☆ - 『生徒会』が「先生会」になってますよ! (2018年3月22日 18時) (レス) id: eafcb95f3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆき | 作成日時:2016年12月2日 17時